投資信託ラインナップ
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※平均リターンを0と仮定してグラフ表示。○標準偏差、平均リターンは過去3年間(36ヵ月分の月間収益率で測定)の年率換算値。○計算結果は過去の実績であり、将来を示唆、保証するものではありません。※平均リターンを0と仮定してグラフ表示。42(図表2)投資カテゴリー別の±1標準偏差、±2標準偏差(2023年8月末時点)例えば、海外債券(先進国)の標準偏差 約10%に対し、海外債券(新興国)が約17%の場合、両タイプはともに海外債券に投資するファンドでありながら株価変動リスクが7割程度異なることを示しています。海外債券(先進国)の標準偏差(3年・年率)約10%を例に説明すると、1年リターンの変動幅が20%(平均リターンの上下10%の範囲)に収まるケースが多く(確率約68%)、変動幅40%(平均リターンの上下20%の範囲)に大部分が収まる(確率約95%)ことを示します。つまり、海外債券(先進国)が1年間で平均から20%を超えて下落(上昇)する確率は約5%(100%−確率約95%)と統計的にかなり低いことを示しています。標準偏差の見方(基本)標準偏差はリターンのバラツキ度合いを示す統計的な数値で、標準偏差の値が大きいほど価格変動が大きく、標準偏差の値が小さいほど価格変動が小さいことを示します。標準偏差10%のファンドの値動きの振れ幅は、標準偏差20%のファンドの1/2程度であることを示しています。標準偏差の見方(応用)理論的には、標準偏差が10%のファンドで、平均的なリターンが0%だった場合、約68%の確率で10%から−10%の範囲に1年リターンが収まったことを意味します。また、約95%の確率で20%(10%×2)から−20%(−10%×2)の範囲に1年リターンが収まったことを意味します。基準価額のリターン(騰落率)を把握すると同時に、価格変動のリスク(標準偏差)をみることで投資信託の値動きの特性が理解できます。▌標準偏差(リスク) 〜リスクの度合いを数値で把握し、下落の際の損失を想定〜投資信託の株価変動リスクを測る下落した際の振れ幅を前もってイメージすることは、実際の下落局面に対する心構えになります。そうした株価変動リスクの大きさを測る指標として「標準偏差」が使われています。標準偏差をみる上でのポイントは以下のとおりです。

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