〈あしぎん〉でんさいサービス オンラインマニュアル
初期設定

概要

取引の流れ(通常版)

電子記録債権取引の流れには、①承認対象業務、②承認不要業務と、③承諾対象業務の3種類があります。

  • ①承認対象業務
    請求側の担当者による仮登録と、請求側の承認者による承認の2段階の確認を経て実行する業務のことです。
  • ②承認不要業務
    担当者/承認者の区別がなく、ユーザ単独で実行できる業務のことです。
  • ③承諾対象業務
    承認対象業務において承認を経た後、被請求側の担当者による承諾/否認の仮登録と、被請求側の承認者による承諾/否認の承認を経て実行する業務のことです。

1. 承認対象業務の流れ

手順としては請求側の担当者が仮登録を行い、その後、請求側の承認者が仮登録内容の承認を行います。
記録請求・融資申込(割引申込、譲渡担保申込)・その他請求・管理業務(指定許可管理)が、承認対象業務に該当します。
承認対象業務の流れ

2. 承認不要業務の流れ

手順としてはユーザが単独で行います。
債権情報照会(開示)・融資申込(照会)・管理業務(取引履歴照会、操作履歴照会、取引先管理、利用者情報照会、ユーザ情報管理)は承認不要業務に該当します。
承認不要業務の流れ

3. 承諾対象業務の流れ

手順としては承認対象業務の承認を経た後、被請求者側の担当者が仮登録を行い、その後、被請求者側の承認者が仮登録内容の承認を行います。
債権発生請求(債権者請求)・変更記録・保証記録・支払等記録(支払を行ったことによる記録請求)が、承諾対象業務に該当します。
承諾対象業務の流れ

初回利用登録(マスターユーザ)

マスターユーザの初回利用時の流れ

マスターユーザの初回利用時の流れ

初回利用登録(一般ユーザ)

一般ユーザの初回利用時の流れ

先にマスターユーザが「あしぎん法人インターネットバンキング」「〈あしぎん〉でんさいサービス」にて一般ユーザの登録を行います。その後、一般ユーザの利用が可能となります。
マスターユーザ処理
一般ユーザ処理

通常版

ユーザはマスターユーザと一般ユーザの2種類存在します。

ユーザの種類 説明
マスターユーザ 自分自身を含めた全てのユーザを管理することができるユーザ。
一般ユーザ マスターユーザによって管理され、業務権限が付与されたユーザ。

ユーザ権限

マスターユーザと一般ユーザの権限について

ユーザ種別 管理対象
ユーザ
実施可能取引
ユーザ
登録
ユーザ変更 ユーザ
削除
ユーザ
照会
承認
パスワード
変更
(自分自身)
ユーザ
権限
承認
パスワード
初期化
マスターユーザ 自分自身 ○※1 × ×
他のマスター
ユーザ
○※2 ○※2 -
一般ユーザ ○※2 ○※2 -
一般ユーザ 自分自身 ○※1 × × × ×

ユーザの初期状態

ユーザが初期状態で保有している利用可能な取引です。削除することはできません。

ユーザの種類 利用可能な取引
マスターユーザ ・ユーザの変更
・ユーザの更新
・ユーザの照会
・承認パスワード初期化
・企業情報の変更
全ユーザ
(マスターユーザ、一般ユーザ)
・自分自身の承認パスワード変更
・自分自身の操作履歴照会
・取引先照会
・通知情報照会
・一括記録(結果一覧照会)※3
・企業情報の照会

承認不要業務

担当者と承認者の区別がなく、承認の必要の無い取引です。

業務 利用可能な取引
利用者情報照会 利用者情報照会
取引先管理 取引先管理(登録/変更/削除)
取引先管理(ファイル登録)
取引履歴照会 取引履歴照会
操作履歴照会※4 操作履歴照会
債権照会(開示) 開示(およびダウンロード)
受取債権/入金予定/支払予定の確認
融資申込 融資申込照会※6※7

承認対象業務

対象業務の担当者権限を保有した場合、その取引の仮登録を行うことができます。
対象業務の承認者権限を保有した場合、その取引の仮登録を承認することができます。

業務 利用可能な取引
記録請求 ・債権発生請求(債務者請求)
・債権発生請求(債権者請求)
・債権譲渡請求
・分割記録請求
・債権一括請求
・債権一括予約取消請求
・変更記録請求
・保証記録請求
・支払等記録請求
・取引先管理(登録/変更/削除)※5※7
・取引先管理(ファイル登録)※5※7
・承認未承認状況一覧※7
・限度額一覧照会※8
融資申込 ・割引申込
・譲渡担保申込
・融資申込照会※7
・承認未承認状況一覧※7
・限度額一覧照会※8
指定許可管理 ・指定許可管理(登録/変更/解除)
・承認未承認状況一覧※7

担当者権限/承認者権限

担当者/承認者 説明
担当者権限 電子記録債権の取引を仮登録または差戻しされた取引を修正/削除する権限
承認者権限 担当者が行った仮登録を、承認/差戻しする権限
  • ※1 ログインすることで、『でんさいサービス』上に自分自身の情報を登録します。
  • ※2 マスターユーザがユーザ情報の更新を行うことで、『でんさいサービス』上のユーザ情報を登録/削除します。
  • ※3 口座権限が必要となります。
  • ※4 自分自身の操作履歴照会の場合、権限は不要です。
  • ※5 記録請求権限が付与された場合、取引先管理も利用可能になります。
  • ※6 割引業務、譲渡担保業務のどちらかを保有していれば、利用可能になります。
  • ※7 担当者権限/承認者権限に関係なく、利用可能です。
  • ※8 承認者権限を保有している場合のみ、利用可能です。