
【初心者必見】キャンプの始め方ガイド!必要なアイテムやキャンプ場の選び方などをご紹介
キャンプは大自然を満喫できるレジャーですが、場所の選び方やマナーなど考えることが多いため、なかなか始められない初心者もいるでしょう。この記事では初心者に向けて、キャンプの始め方を解説します。必要な道具や場所の選び方も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
初心者必見!キャンプを始めるときの基本的な流れ

初心者がキャンプに挑戦する場合、さっそく道具を揃えたくなるかもしれませんが、その前にキャンプを始める際の基本的な流れを踏まえておくことで、トラブルなくスムーズにキャンプを始められます。まずは、キャンプの基本的な流れ・必要な手続きなどを手順に沿って解説します。
①行く日程・キャンプ場を決める
キャンプは日程やキャンプ場選びから始まります。訪れるキャンプ場によって営業スケジュールが違うのはもちろん、楽しめるキャンプのスタイルも異なるため、複数のキャンプ場を比較しながら自分好みの場所を選んでみましょう。
なおゴールデンウィークなどの祝日が並ぶ連休日や、夏休みシーズンなどは混雑しやすいため、長期休暇を利用してキャンプをしたい初心者は、できるだけ早く事前予約を取ることをおすすめします。
②キャンプに必要なものを準備する
キャンプ場と日程が決まったら、次に必要なものを準備します。寝袋やテントをはじめ、料理に必要な調理器具やテーブルなど、キャンプは他のアウトドアに比べてどうしても荷物が多くなりやすいため、買い忘れがないように注意しましょう。
特に初心者は必要な道具の種類や選び方が分からない場合もあるため、悩んだ場合は必要な道具が一式揃ったキャンプセットを購入するのもよいでしょう。また、当日に慌てることがないように、荷物は前日までに車へ積んでおくことをおすすめします。
③当日のルート・スケジュールを確認する
荷物の準備ができたら、前日までに当日のルートやスケジュールを確認しておきましょう。キャンプ当日はテントの設営や食事の用意なども必要になるため、到着が遅れたり予定がずれたりすると、のんびり過ごす時間が少なくなってしまいます。
トラブルなくキャンプを始められるように、どのようなルートで何時までにキャンプ場に到着すべきか、何時頃からテントの設営・料理の用意をするかなどの流れを大まかに決めておくとよいでしょう。
④チェックイン・設営
キャンプ場に到着したら、受付でチェックインを行います。キャンプ場によってチェックインの時間が決められているうえ、チェックインの際に利用ルールなどの説明がされる場合もあることから、なるべく早めにキャンプ場へ到着しておきましょう。
チェックインを終えたら、自分が利用できる区画へ移動してテント・テーブルなどを設営します。特にキャンプ初心者はテントやタープの設営に時間がかかりやすいため、事前に動画や取扱説明書などでテント設営の流れをチェックしておくとよいでしょう。
⑤食事・遊び・就寝
設営が終わったら後は自由時間ですので、料理を作ったり遊んだりしてのんびり過ごしましょう。
なおテントや寝袋による宿泊を伴うキャンプの場合、日が暮れると辺り一帯が真っ暗になるため、早めに焚き火やランタンなどの準備をしておくことをおすすめします。安全のために、就寝前には焚き火やランタンを片付けてから眠りましょう。
⑥撤去・チェックアウト
キャンプ初心者であれば、道具の撤去にも時間がかかりやすいものです。そのため、チェックアウトの時間から30分~1時間前にはテントや調理台の撤去をし、受付にてチェックアウトの手続きを行うことをおすすめします。
次に使う人が気持ちよく過ごせるためにも「原状回復」はキャンプにおける鉄則ですので、キャンプ中に出たゴミはルールに従って処分し、テント設営時の穴などは埋めておきましょう。
初心者のキャンプに必要な基本アイテムリスト

キャンプ初心者の場合、どんなアイテムを持参すればよいか悩む人も多いでしょう。ここからはキャンプ初心者に揃えてほしい基本アイテムを、リスト形式で紹介します。各アイテムの選び方なども簡単に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- テント・タープ
- ペグ・ハンマー
- テーブル・チェア
- 寝袋
- ランタン・懐中電灯
- 食材・飲み物
- 調理器具・カトラリー
- 焚き火台・火ばさみ
- ライター・着火剤
- 掃除用具(ごみ袋・洗剤・スポンジ)
- クーラーボックス
テント・タープ
キャンプにおける必需品といえるアイテムこそ「テント・タープ」です。テントやタープはキャンプ中の居住空間・寝室となるだけでなく、貴重品の保護場所や避難場所にもなります。
快適に使えるように、初心者はまず「キャンプをする人数+1人」程度の広さのテント・タープを用意しておきましょう。人数が多いファミリーキャンプであれば、スペースの広いツールームテントを活用するのもおすすめです。
また、設営のしやすさもテント・タープ選びにおいて重要なポイントでしょう。初心者でテントの組み立てが困難な場合は、袋から出したり持ち上げたりするだけで組みあがる「ワンタッチテント」もおすすめです。
ペグ・ハンマー
「ペグ・ハンマー」は、設営したテントを地面に固定するために必要なアイテムです。メーカーによってはテントにペグが付属していることが多いですが、ハンマーは個別で用意する必要があります。テント設営・撤収をスムーズに行うために、テントと一緒にまとめて持ち運びましょう。
テーブル・チェア
キャンプ中の休憩、調理や食事などで必要なアイテムが「テーブル・チェア」です。テーブルは一般的にローテーブルとハイテーブルの2種類に分かれるため、自分がイメージするキャンプのスタイルで選んでみましょう。
持ち運びやすさを重視するならローテーブル、調理や作業のしやすさで選ぶならハイテーブルをおすすめします。種類によってはローテーブルにもハイテーブルにもなるタイプがあるため、状況に応じて使い分けたい方は探してみてください。折り畳み式のものを選べばより楽に持ち運びができるでしょう。
寝袋
テントの中で直に横になると地面の凹凸で寝心地が悪いため、キャンプ中に快適に睡眠をとるうえで「寝袋」は欠かせないアイテムです。夜間のキャンプ場は昼間より冷える傾向にあることから、保温機能が高いものを選びましょう。
ランタン・懐中時計
日が暮れた後のキャンプ場では、焚き火だけでは手元しか明るく照らせないため「ランタン・懐中電灯」も準備しておくことをおすすめします。
特にランタンはオイルタイプとLEDタイプの2種類がありますが、キャンプ初心者の場合は簡単に光の強さを調整できるLEDタイプを選ぶとよいでしょう。
食材・飲み物
場所によってはその場で購入できる場合もありますが、一般的にキャンプ場では「食材・飲み物」は各自で準備しておく必要があります。キャンプ場の周辺にはスーパーがないことが多いため、自宅の近くにあるお店で人数分の食材・飲み物を用意しておきましょう。
調理器具・カトラリー
キャンプで料理を楽しむなら「調理器具・カトラリー」も必須アイテムでしょう。調理器具については、自宅で使っているものをそのまま活用しても問題ありませんが、アウトドア用のコンパクトなものを用意しておくとより楽に調理ができるためおすすめです。
ホットプレートまたはフライパン、ダッチオーブンなど、キャンプ当日に食べたいメニューに合わせて調理器具を準備しておくことをおすすめします。カトラリーについてはおしゃれなものを選んでOKですが、初心者なら洗い物を減らせる使い捨てタイプを選ぶとよいでしょう。
焚き火台・火ばさみ
キャンプ場によっては焚き火台が用意されている場合もありますが、完備されていない場合は「焚き火台・火ばさみ」も用意してください。
焚き火台は炎の鑑賞がしやすいものや、焚き火を活用した調理がしやすいデザインのものもあるため、自分の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。また、焚き火に薪をくべる際はかなり熱くなるため、初心者は耐熱グローブも一緒に用意してください。
ライター・着火剤
焚き火や料理をするときなどには「ライター・着火剤」も一緒に用意してください。火起こしはキャンプ初心者にとってかなり困難であるため、必ず着火剤を使いましょう。
掃除用具(ごみ袋・洗剤・スポンジ)
キャンプ初心者がうっかり忘れやすいのが「掃除用具」です。料理の際にはゴミや汚れた食器などの処理が必須になります。キャンプ場ではゴミの分別が義務付けられていることが多いため、特にごみ袋は多めに用意しておくことをおすすめします。
クーラーボックス
初心者がキャンプで安全に食事をするために「クーラーボックス」は必須アイテムです。特に気温が高くなる夏のアウトドアでは肉や魚などの食材が傷みやすく、食中毒のリスクも高くなる傾向にあるため、必ず用意しておきましょう。
キャンプをする人数に合った容量を選ぶことが大切です。一般的にソロキャンプであれば20~30L、ファミリーキャンプであれば50~60Lの容量があるとよいでしょう。
初心者におすすめしたいキャンプ場の選び方

キャンプ場は全国各地に数多く存在するため、どこをチェックして選べばよいか迷う初心者も多いでしょう。ここからは初心者におすすめしたいキャンプ場の選び方を解説します。
キャンプ場の種類
「キャンプ場」と一言で表しても、敷地内の好きな場所にテント設営できる「フリーサイト」や、敷地がグループごとに区切られている「区画サイト」など、さまざまな種類があります。それぞれ特徴が異なるため、自分がイメージするキャンプのスタイルに合わせて選びましょう。
キャンプ場の種類 |
特徴 |
フリーサイト |
・敷地内の自由な場所でテント設営ができる ・予約不要な場所もあるが、テント設営スペースの場所取りの必要がある |
区画サイト |
・利用者グループごとに敷地が区切られている ・テントの設営スペースがあらかじめ決められている ・事前予約が必要だが場所取りが不要なため、初心者におすすめ |
オートサイト |
・スペース内に車ごと乗り入れられる ・荷物の積み下ろしが楽 ・道が整備されていない場合がある |
コテージ |
・敷地内の宿泊施設を利用できるため、テントを設営する必要がない ・気軽にアウトドアを楽しめるため、初心者におすすめ |
キャンプ場内の設備
キャンプ場によって敷地内で利用できる設備は異なるため、自分がイメージする過ごし方に必要な設備があるかをチェックすることをおすすめします。
トイレやシャワーなどがあるかはもちろん、小さな子どもがいる場合は遊具やアスレチック、思いきりスポーツしたいならグラウンドなどがある場所を選ぶとよいでしょう。
レンタル品の有無
キャンプ初心者であれば、敷地内でレンタルできるキャンプ用品の有無も確認しておくことをおすすめします。焚き火台や火ばさみ、テーブルなどを借りられることもありますが、なかには有料レンタルになっている場所もあるためチェックしておきましょう。
周辺のレジャー・施設の有無
キャンプ場の周辺で楽しめるレジャー、施設があるかどうかも確認しておくと安心です。川や温泉、スキー場などが近くにあるとキャンプの時間がより楽しくなるでしょう。
自宅からの距離
自宅からキャンプ場までの距離は、初心者が見落としがちなポイントです。どれだけおしゃれでイメージ通りの過ごし方ができるキャンプ場でも、自宅から遠すぎる場所だと当日のスケジュールが忙しくなるうえ、移動するだけでかなりの体力が削られてしまいます。
ゆえに、キャンプ初心者はまず自宅の近くにある施設から利用してみて、キャンプの流れに慣れてきたら遠くにあるキャンプ場の利用を検討してみましょう。
初心者がキャンプをするときの注意点

アウトドアの一つであるからこそ、キャンプをする際にはさまざまな注意点もあります。ここからは、初心者がキャンプをするときに心得ておきたい注意点をいくつか解説します。トラブルなく楽しいキャンプをするためにも、あらかじめ確認しておきましょう。
当日は天候・気温をこまめにチェックする
キャンプ当日は、こまめにスマホなどで天候・気温をチェックしておきましょう。キャンプ時には突然の雨や雷、熱中症などといった天候によるトラブルも起こりやすいものです。加えて日中と夜間では寒暖差があるため、特に天気予報を確認して事前に対策をしましょう。
キャンプ場の状況・区画を確認しておく
特に自由な場所にテント設営ができるフリーサイトのキャンプ場を初心者が利用する場合、キャンプ場の状況を確認しておきましょう。窪地や傾斜地、地面が湿っている場所などにテントを設営すると、寝心地が悪かったりテントが上手く設営できなかったりするため注意してください。
テント設営前には小石・枝を取り除いておく
安全にテント設営できる場所を見つけても油断は禁物です。テント設営前には小石・枝を取り除いてきれいにしておきましょう。初心者が見落としやすい小石や枝ですが、そのままテント設営をすると寝心地が悪くなるうえ、テント本体に穴が開いてしまう可能性もあります。
初心者が焚き火をする際は周囲に注意する
キャンプで焚き火をする場合は、近くに人やキャンプ用品がないかを確認しておきましょう。焚き火中は火の粉が上がりやすく、キャンプ用品や周囲のグループのテントに火の粉が付着すると穴を開けてしまう可能性があるため、トラブルを防ぐためにも注意してください。
テント内は火気厳禁
テント内で火気を使うのは絶対にやめましょう。テント内は密閉された空間であるため、火気を使うと一酸化炭素中毒の危険性があるうえ、オイルランタンやストーブの転倒によってテントや他のキャンプ用品に引火してしまうリスクもあります。
食中毒に注意する
野外である以上、キャンプ場は自宅に比べて衛生環境に関するリスクは高くなります。ゆえに、調理の際には食中毒に注意しましょう。食品や飲み物は必ずクーラーボックスに入れる、食材を洗う際には川の水ではなく水道水を活用するなど、衛生面に細心の注意を払ってください。
就寝時・席を離れるときは火や食品の管理は怠らないこと
就寝するとき・テントから離れるときなどには、焚き火や食品の管理は怠らないようにしましょう。焚き火を消さないでいると火災につながる危険性があるうえ、食品・飲み物をそのままにしていると野生動物の被害に遭う可能性もあります。
ゆえに、就寝時・移動時は焚き火を消火し、食品や飲み物はクーラーボックスに入れてテント内で保管しておくようにしましょう。
まとめ

初心者には難しいイメージを持たれがちなキャンプですが、必要な道具や注意点などを踏まえて行動することで、初心者でも簡単に非日常感を味わえます。この記事で紹介した必要なアイテムやキャンプ場の選び方なども参考にしながら、ぜひ楽しいキャンプを計画してみてください。
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