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食費を節約するコツ11つを伝授!簡単&着実に削減するためのポイントとは

食費を節約するコツ11つを伝授!簡単&着実に削減するためのポイントとは

毎月の支出のなかでも、多くの人が節約に困る「食費」。実はコツをおさえて買い物をすることで、簡単かつ効率よく食費の節約につなげられるんです。今回は、食費を節約するコツをご紹介します。節約の注意点も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

2023年11月2日 くらす

そもそも、世帯ごとの食費の平均はいくら?

生活において必要不可欠な食費。そもそも、ご自身のご家庭で毎月どれくらいの食費がかかっているかを確認したことはありますか?

総務省が公開している『家計調査』によると、2022年度の一人暮らしの食費の平均は男性で41,595円、女性で36,860円。二人暮らしの場合は77,578円、三人家族の場合は平均80,554円となっています。

全体的に男性の方が女性よりも食費が高くなり、年齢別でチェックしてみると、35~59歳の世帯が最も食費がかかる傾向にあります。

まずは平均値とご家庭での食費を照らし合わせ、節約する目標金額を設定してみましょう。

【2022年度】一人暮らし1世帯当たりの1ヵ月間の食費の平均
年齢層 男性 女性
~34歳 37,587円 30,035円
35~59歳 44,680円 40,075円
60歳~ 41,348円 37,610円
総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯」 総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」

準備編|簡単にできる食費を節約するコツ

節約する食費の金額目標を立てたら、まずは準備に取り掛かりましょう。

食費を節約するためには、買い物前の準備が大切です。ここからは、食費を簡単に抑えるうえで重要なポイントをご紹介します。

①収支を明確化してみる

食費を節約するなら、まずは毎月の収支がどれぐらいなのかをチェックしてみましょう。現在の収支を把握しておけば、節約金額の目標設定や、食費をどうやって減らしていくかの計画が立てやすくなります。

普段家計簿をつけていない場合は、先月分(可能であれば先々月も)の買い物でのレシートや購入履歴をチェックし、自炊・外食・おやつなどのジャンル別に分けてみましょう。

これにより「先月は外食が多かった」「おやつを多く買いすぎている」など、食費全体のうちどのジャンルが多くを占めているかが明確になります。最も出費がかさんでいるジャンルを中心に節約の方針を決めていくことが、簡単に食費を抑えるポイントです。

②1週間あたりの予算を決めておく

収支を明確にしたら、次に1週間あたりの食費の予算を決めましょう。1ヵ月ごとに予算を決めるのもよいですが、「1ヵ月で30,000円まで」と長い期間で設定するよりも、「1週間で7,000円まで」と短い期間で目標を設定した方が1日に使える食費がイメージしやすいでしょう。

また、食品の多くはそこまで長持ちしないため、1週間ごとに使える予算を区切った方が献立を考えやすくなります。そのため、節約に慣れないうちは予算を1週間ごとに決めることをおすすめします。

③冷蔵庫の中身を把握する

買い物の前に冷蔵庫の中身をしっかりチェックしておくことが、食費を簡単に抑えるコツのひとつです。食費がかさんでしまう理由の1つに、以前買った商品が残っていることを忘れて、うっかり購入してしまうことが挙げられます。

そのため、買い物前には冷蔵庫の中身を確認して、必要な食品や調味料を調べておきましょう。

買い物編|簡単にできる食費を節約するコツ

食費をどれだけ節約できるかは、買い物の方法で大きく左右されます。普段の買い物の方法を見直して、より効率的に節約をしましょう。ここからは、買い物で食費を簡単に節約するコツをご紹介します。

①買い物リストを作って買い物をする

買い物で食費の節約に失敗する理由の1つが、店舗の特売品や割引品に目がいって、ついつい必要のないものまで購入してしまうこと。買いすぎによる浪費を抑えるためにも、購入すべき食材と調味料を把握して買い物リストを作りましょう。

それぞれどの店舗でいくつ購入するかをメモしたうえで、買い物の際にはリストに記載している食品のみを購入しましょう。

②安くて使い勝手のよい食材を選ぶ

食品を購入する際は、できるだけ安くて使い勝手のよい食材を選ぶことが食費を節約するためのポイントです。

金額だけでなく、さまざまな献立に活用できる使い勝手のよい食材であれば、多めに買ってもさまざまな食事メニューへの使い回しができます。食材が余りがちな一人暮らしでも、楽に食費を節約できますよ。

一人暮らしでも扱いやすい食費の節約に便利な食材を以下にまとめています。ぜひ節約メニューを考える際の参考にしてみてください。

食材の節約に便利な食材例
食材名 特徴
もやし 単価が安く、炒め物・和え物などの副菜にぴったり。
たまねぎ 保存がきく。煮物・焼き料理・揚げ物などの多彩な料理に活用しやすい。
豆腐 単価が安い。そのままに副菜するのはもちろん、揚げる・潰して肉の代わりに使うなどの工夫がしやすい。
特売日を設定している店舗が多い。お菓子の材料としても便利。
キャベツ 副菜づくりに便利。料理にボリュームが出しやすい。

③プライベートブランドをチェックする

同じ種類の調味料や食材であれば、買い物の際にはプライベートブランドの商品を選ぶことも重要なポイント。プライベートブランドとは、小売店が独自に企画・開発して展開する商品のことです。

製造メーカーから卸して販売する商品(=ナショナルブランド)に比べて開発コストを抑えられることから、同じ種類の食材でもプライベートブランドの方が販売価格が安い傾向があります。

上手に活用して、食事の質を落とすことなく食費を節約しましょう。

④まとめ買いをする

食費を節約するためには、買うものを選ぶこと以上に「買い物の回数を減らすこと」が重要です。買い物へ行く回数が減れば、その手間はもちろん、買いすぎや無駄遣いの削減にもつながります。

1回の買い物で数日~1週間分の食事の材料をまとめ買いし、できる限り買い物の回数を抑えるように心がけてみましょう。

⑤キャッシュレス決済を活用する

買い物の際の支払い方法は、可能であればキャッシュレス決済を活用しましょう。食費を節約するうえで、プリペイドカードや電子マネーなどで獲得できるポイントは軽視できない要素です。

キャッシュレス決済のサービスによっては、現金で買い物したとき以上のポイントが付与されるものも多く、上手く活用すれば1回の買い物の出費を大きく抑えることもできます。

また、支払い履歴や金額の内訳がアプリのデータ上で確認できるキャッシュレス決済のサービスもあるので、食費の管理や節約の目標を立てるときにも便利ですよ。

料理編|簡単にできる食費を節約するコツ

買い物だけでなく、普段の料理においても食費を節約できる可能性が隠れています。

ここからは、簡単に食費を節約できる料理のコツをご紹介します。費用を抑えるだけでなく、節約のモチベーション維持にもつながるコツもありますので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

①できるだけ自炊をする

食費をより効率よく節約するためにも、普段の食事はできるだけ自炊するように心がけましょう。

忙しい日や食事の用意が億劫な日は、手間がかからない外食で済ませたくなるかもしれません。しかし、外食は自分の手間がかからない分、当然人件費やサービスなどの料金が上乗せされているので、総合的に自炊より高くなりやすいのです。

自炊であれば手間はかかるものの、費用を抑えつつ数日分の食事を作ることも可能です。工夫次第で大きく食費を節約できる可能性があるので、ぜひチャレンジしてみましょう。

②食材は1日で使い切らないようにする

購入した食材は1日で使い切らず、少量に分けておくことをおすすめします。食費を節約しつつ、食事の品数を増やせますよ。

例えば豆腐の場合、一部を冷奴として食べたら残りは潰して豆腐ハンバーグやグラタンにすることも可能です。同じ食材でも違った料理が楽しめるので、節約のモチベーションを維持しやすいでしょう。

③作りおき食品を冷凍保存する

料理をたくさん作りすぎた日や使った食材が残ってしまった場合には、冷凍保存をしておくことも節約のコツのひとつです。調理方法によって保存期間は異なりますが、常温保存に比べて長持ちしやすい傾向にあります。

おかずの品数が少ない日に使ったり、お弁当のおかずにしたりなど、新たに食材を買い足すことなく活用できる場面が増えますよ。

無理なく食費を節約するための注意点

簡単に食費を節約できる方法は数多くありますが、節約に慣れないうちは無理をしてしまう人もいるかもしれません。ここからは、無理なく食費を節約するための注意点を解説します。

普段から少しずつ意識することで食費の節約につながりますので、ぜひ注意してみてください。

①コンビニなど手軽に利用できるお店は値段が高い傾向がある

普段の食事や食材を用意する際に、コンビニやファミレスなどのお店をできるだけ使わないように心がけることが大切。コンビニはほぼ24時間営業しているため、忙しい日や疲れた日には思わず利用してしまう人は多いことでしょう。

しかし、スーパーに比べて食品の値段が高く設定されていることが多いため、積み重なると食費が高くなってしまいます。

②見切り品は賞味・消費期限に注意する

できるだけ食費を節約するために、通常よりも値段が安くなっているセール品や見切り品をたくさん購入する人もいるのではないでしょうか?

しかし、セール品や見切り品は安い反面消費期限が短いことが多く、たくさん購入しても使いきれずに腐らせてしまう可能性があります。

そのため、特売やセールを意識しすぎないようにするとともに、セール品や見切り品を選ぶ際には期限をしっかりチェックして必要な量だけ購入するようにしましょう。

③レシピを基準に買い物しない

インターネットや書籍には毎月の食費を節約できるレシピが数多く掲載されていますが、あまりレシピを意識しすぎないことが無理なく節約するためのコツです。

レシピに使われている材料に普段ほとんど使わない調味料などが含まれている場合、使い切れずに残ってしまうことがあります。

そのため、レシピに使われている材料のうち、応用しにくいと感じるものは他の材料に置き換えたり、調理方法を少し変えたりなどの工夫を加えてみましょう。

まとめ

かさみがちな食費ですが、ほんの少しのコツを心がけることで簡単に効率よく節約できるようになります。ぜひ今回ご紹介したコツを参考にしながら、食費の節約にチャレンジしてみてください。

毎月の出費の節約とともに、普段から意識しておきたいのが「貯金」です。毎月の費用を抑えつつ、効率よく貯金したい人はぜひこちらの記事もご覧ください。

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