車の維持費はどのくらい?月々・年間の平均額や内訳を解説
車を持つと、購入費以外にもガソリン代・保険料・税金・車検など、さまざまな費用が継続的に発生します。 本記事では、車の維持にかかる費用の平均金額や内訳、目安を解説します。車の維持費がどれくらいなのかを把握し、無理のない資金計画を立てましょう。
Supervisor監修者
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2級FP技能士古賀清香
広告代理店勤務を経て、フリーライターとして6年以上活動。自身の投資経験をきっかけにFP資格を取得。投資・金融・不動産・ビジネス関連の記事を多数執筆。現在はフリーランスの働き方・生き方に関する情報も発信中。
車の維持費はどのくらいかかる?
車を持つと、日々の使用に伴うさまざまな費用が継続的に発生します。こうした費用をまとめて「維持費」と呼びますが、その総額は車種や使い方、地域によって大きく異なります。 月々・年間それぞれの視点で維持費の金額の目安を把握しておきましょう。
月々にかかる維持費の目安
月々の維持費として考えるべき主な費用は、ガソリン代・自動車保険料(任意保険)・駐車場代の三つです。これらは毎月ほぼ一定額が発生するため、月次の家計管理において把握しやすいお金です。一般的な普通車を月に1,000〜1,500km程度走行する場合を想定すると、内訳と平均的な金額はおおよそ以下のとおりです。
- ガソリン代:8,000〜15,000円程度(燃費や走行距離によって変動)
- 任意保険料:5,000〜15,000円程度(年齢・等級・補償内容による)
- 駐車場代:地域により0〜30,000円以上と幅がある
これらを合計すると、月々の維持費は最低でも13,000円程度となり、条件によってはさらに高くなることもあります。
年間で見たときの維持費の目安
車の維持費には、月々の費用に加え、車検・点検費用・自動車税・自動車重量税・自賠責保険料といったまとまった支出が加わります。年間の維持費として、月々に必要なお金に加えて必要な費用の平均と内訳は以下のとおりです。
- 自動車税:25,000〜110,000円(排気量によって異なる)
- 自動車重量税:5,000〜50,000円程度(車両重量による。車検時に2年分を一括納付)
- 自賠責保険料:約17,000〜20,000円(車検時に2年分を一括)
- 車検費用:50,000〜150,000円程度(2年に1度、車の状態による)
- 定期点検・オイル交換など:10,000〜30,000円程度
これらを月割りに換算してみると、車の維持に必要なお金の平均金額は、普通車の場合でおよそ30万〜60万円程度、月換算で25,000〜50,000円程度です。
車の維持費の内訳
車の維持費にはさまざまな項目があります。ここでは、主な維持費の内訳を詳しく解説します。
ガソリン代
ガソリン代は、走行距離や車の燃費性能、そのときのガソリン価格によって大きく変動する費用です。 例えば、普通車(ガソリン車)の場合、燃費の目安はおおむねリッター12〜18km程度です。月間走行距離を1,000kmとし、ガソリン価格を1リットル175円と仮定すると、月のガソリン代は約9,700〜14,600円となります。
自動車保険(任意保険・自賠責保険)
自動車保険には、法律で加入が義務付けられている自賠責保険(強制保険)と、任意で加入する任意保険の2種類があります。 自賠責保険は、交通事故の被害者を救済するための最低限の保険で、車検と同時に更新します。24か月分で17,000〜20,000円程度が目安です。 任意保険は、自賠責保険では不足する補償を補う保険です。月額保険料は加入者の年齢・等級・車種・補償内容によって大きく異なり、若年層や等級が低い場合は月1〜2万円以上になることもあります。
税金・法定費用
車の維持に関わる主な税金・法定費用には、自動車税・自動車重量税・自賠責保険料があります。 自動車税は毎年5月に納付する税金で、排気量に応じて金額が変わります。 自動車重量税は車の重さに応じてかかる税金で、車検時に2年分(新車時は3年分)をまとめて納付します。 自賠責保険料は厳密には税金ではありませんが、法律で加入が義務付けられている法定費用として車検時に一括で支払います。
車検・点検・メンテナンス費用
車検は、自動車の安全基準への適合を確認するための国の検査制度で、新車購入後3年、以降は2年ごとに受検が義務付けられています。車検にかかる費用は法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料)と整備費用に分かれており、合計で50,000〜150,000円程度が目安です。
また、エンジンオイル・オイルフィルター・バッテリー・タイヤなどの定期的なメンテナンス費用も年間を通じて10,000〜30,000円程度かかります。
駐車場代
駐車場代は、維持費のなかでもとくに地域差が大きい費用です。都市部では月額20,000〜50,000円以上になることも珍しくありません。
一方、地方では自宅に駐車スペースがある場合は駐車場代が0円というケースも多く、費用に大きな差があります。栃木県内でも、宇都宮市中心部では月額5,000〜15,000円程度の駐車場が多く見られますが、郊外や住宅地ではさらに安い、あるいは無料のケースも少なくありません。
普通車の場合の維持費はどのくらい?
普通車といっても、コンパクトカーからミニバン、セダンまで幅広い車種があり、維持費は排気量・車両重量・使い方によってさまざまです。ここでは一般的な条件を想定した目安をもとに、普通車の維持費の目安の考え方を解説します。
普通車の維持費の平均的な考え方
普通車の維持費は、車種・排気量・使い方・居住地などによって幅があるため、「平均いくら」と言い切ることは難しいです。以下は、標準的な条件を前提にした目安として参考にしてください。
- 排気量:1,500〜2,000ccクラスの普通車
- 月間走行距離:1,000〜1,200km程度
- 駐車場:月額5,000〜10,000円(栃木県郊外を想定)
- 任意保険:30代・等級15・一般的な補償内容
この条件をもとに試算すると、年間の維持費はおおよそ以下のようになります。
- ガソリン代:年間120,000〜160,000円
- 任意保険料:年間60,000〜100,000円
- 自動車税:年間34,500〜45,000円程度
- 自動車重量税(2年分を年換算):年間8,000〜20,000円
- 自賠責保険料(2年分を年換算):年間8,500〜10,000円
- 車検・点検・メンテナンス費用(2年分を年換算):年間40,000〜80,000円
- 駐車場代:年間60,000〜120,000円
合計すると年間330,000〜535,000円程度、月換算では27,500〜45,000円程度が目安です。 あくまで一例であり、走行距離が多い・車検時の整備費が高い・保険料が高めといった場合はさらに上振れることがあります。
ローンがある場合の維持費の考え方
車を現金で一括購入する方は少なく、多くの方がローンを利用して購入しています。ローンと維持費の関係を整理し、無理のない支出計画を立てましょう。
車のローン返済は維持費に含める?
車を購入する際にローンを組んでいる場合、毎月のローン返済額も実質的な維持費のひとつです。ただし、ローン返済は購入価格の分割払いであるため、ガソリン代や保険料などの使い続けるための費用とは性質が異なります。
なお、車の購入資金やそれに伴う費用をまかなう手段としては、マイカーローンの活用が一般的です。足利銀行のマイカーローンは、車両購入費用だけでなく、車検費用・カーナビなどの付属品の購入費用といった維持費関連の費用にも幅広く利用できます。資金計画に合わせて、ご利用をご検討ください。
月々の支出として把握しておきたいポイント
車のローンがある場合、月々の支出は維持費+ローン返済額の合計で考えることが大切です。
例えば、維持費として月30,000円、ローン返済が月30,000円かかる場合、月の車関連の出費は合計60,000円になります。また、ボーナス払いを設定している場合は、その分も年間の車関連費用として月割りに換算して計画しておくと、急な支出への備えをしやすくなるでしょう。
車の維持費を把握するためのシミュレーション方法
車の維持費は項目が多く、発生タイミングもバラバラなため、意識的に整理・計算しておくことが大切です。ここでは、維持費を自分で把握・シミュレーションするための基本的な考え方を解説します。
維持費の計算方法の基本
車の維持費を正確に把握するには、毎月発生する費用と年1〜2回まとめてかかる費用を分けて整理し、後者を月割り換算することがおすすめです。計算の手順は以下のとおりです。
- 毎月固定でかかる費用を挙げる(ガソリン代・保険料・駐車場代など)
- 年単位でかかる費用を整理する(自動車税・車検費用・メンテナンス費など)
- 年単位の費用を12で割り、月額換算する
- 月々の固定費+月額換算した年次費用を合算する
例えば、年間の車検・点検費用が120,000円であれば月割りで10,000円、自動車税が36,000円なら月割りで3,000円となります。
最低限かかる費用を把握しておく
維持費のシミュレーションにおいては、最低限かかる費用(固定費)と変動する費用を区別して把握しておくことが大切です。
- 自動車税(毎年5月・排気量に応じて固定)
- 自賠責保険料(車検時に2年分)
- 自動車重量税(車検時に2年分)
- 任意保険料(年払いまたは月払い)
- 駐車場代(月払い固定)
これらは車を保有している限り必ず発生する費用です。一方、ガソリン代・メンテナンス費・車検時の整備費用などは、使い方や車の状態によって変動します。
車の維持費を考えるときの注意点
維持費の目安や計算方法を理解したうえで、さらに押さえておきたいのが個人差と将来の変化です。 同じ車種であっても、乗り方や生活環境によって実際の費用は大きく異なります。また、今の維持費が将来もそのまま続くとは限りません。 以下の注意点を踏まえて、より現実的な維持費計画を立てましょう。
使用頻度やライフスタイルで差が出る
車の維持費は、使い方やライフスタイルによって大きく変わります。
例えば、毎日通勤で長距離を走る方と週末だけ近所のスーパーに行く程度の方では、年間のガソリン代だけで数万円以上の差が生まれます。また、家族構成の変化(子どもの誕生・独立など)によって必要な車のサイズや走行距離が変わり、それに伴って維持費も変動します。
一般的な目安に自分の使い方を当てはめるだけでなく、実際の走行距離や生活習慣をもとに個別にシミュレーションしてみましょう。
将来の出費も見据えて考える
車は年数が経つにつれて、消耗品の交換や修理が増えてきます。購入から5〜10年が経過した車では、タイヤ・バッテリー・ブレーキパッドなどの交換が重なることがあり、一時的に維持費が大幅に増加することがあります。
また、将来的に車を買い替える場合の頭金や諸費用も視野に入れておく必要があります。いざ買い替えのタイミングが来たときに資金が不足しないよう、維持費の見直しや積み立てを日頃から意識しておきましょう。
まとめ
車の維持費は、ガソリン代・保険料・税金・車検・駐車場代など、複数の費用から構成されており、一概に「いくら必要」と言い切ることはできません。自分のライフスタイルから車の維持にかかる金額の目安をしっかりと想定したうえで、無理のない資金計画を立てましょう。
マイカーローンを活用する際は、自動車に関する費用であれば幅広く利用できる足利銀行のマイカーローンも選択肢のひとつとして検討してみてください。
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