
【小学生向け】夏休みの自由研究の面白いテーマ15選!まとめ方のコツも合わせて紹介
夏休みを迎える小学生のなかには、毎年「自由研究は何にしようか」と悩む人も少なくありません。本記事では、小学生にぴったりな夏休みの自由研究テーマの中から、特に面白いものを紹介します。テーマの決め方や研究のまとめ方のコツも解説するので、ぜひ参考にしてください。
小学生の夏休みの自由研究テーマの決め方

自由研究は、小学校の夏休みで出される定番の宿題ですが、いざ始めようとしてもテーマ決めでつまずいてしまう人は多いでしょう。「何から始めればいいか分からない」という小学生のために、まずは夏休みの自由研究テーマの決め方のコツを解説します。
自分の好きなこと・ジャンルから探す
小学生が夏休みの自由研究のテーマを決めるときには、自分が好きなことやジャンルから探すのがおすすめです。生き物や食べ物などの「モノ系」や、料理や工作などの「コト系」など、自分が進んで取り組めるジャンルのなかから題材を選んでみましょう。
「モノ系」であれば自宅や博物館などでの観察や実験を通してレポートが書けますし、「コト系」なら実際の体験をまとめるだけでも自由研究になります。
テレビや本などで疑問に思ったことから探す
テレビや本などを通して気になったこと・不思議に思ったことから、夏休みの自由研究テーマを探すのもおすすめです。地球環境や世の中の仕組みなどといった難しい題材でも、小学生向けに分かりやすく解説している番組や本もあるため、自由研究を進めるヒントになるでしょう。
また、理科の実験や家庭科の実習など、学校の教科書や授業のなかにも自由研究へ発展させられるテーマがあります。教科書や授業ノートの内容を読み返して「もっと知りたい」と思える題材があればそれを自由研究のテーマにするのもよいでしょう。
自由研究にふさわしいテーマかを必ずチェックする
小学生が夏休みの自由研究テーマを決める際は、自由研究にふさわしい内容なのかどうかをチェックすることが大切です。例えば、危険な実験になるものや、実験に多くのお金や時間がかかるものは避けるのが無難です。
また、自由研究では実験や観察などを通して自分なりの結論や記録をまとめることが重要です。そのため「おばけは本当にいるのか」といった、実験や結論を出すこと自体が難しい内容は避けましょう。
【工作系】小学生向け!夏休みの自由研究の面白いテーマ3選

工作系のテーマは、実際に自分で作る楽しみがあることから、小学生の夏休みの自由研究におすすめです。出来上がった作品を発表するだけでなく、工作の過程も記録しておけば、自由研究の内容をさらに深めることができます。
水と油で作る2色のインテリア
「水と油は混ざらない」という特徴を活かした、小学生向けの夏休みの自由研究テーマです。水道水とベビーオイルを組み合わせることで、本来なら沈むはずの玩具やビーズがぷかぷかと浮く、面白いインテリアが完成します。
好きな色のカラーインクを加えれば、水と油が完全に分離してきれいに2色に分かれる様子が観察できます。混ぜたりボトルを振ったりしてみたときの水と油の変化もまとめておきましょう。
- 好きな形のボトル:1個
- 水道水:ボトルの半分程度の量
- ベビーオイル:ボトルの3分の1程度の量
- 小さな石やビー玉:適量
- 好みのカラーインク:少量
- 好きなおもちゃ・飾り:1~2個
- ボトルに石やビー玉を入れ、水道水を入れる
- ボトルのなかにカラーインクを加えて混ぜる
- ベビーオイルを注ぎ、おもちゃや飾りを入れる
- 最後にボトルのフタを締めたら完成
草花でできる叩き染め
叩き染めは、小学生でも手軽に体験できる染色方法であり、植物本来の色味や形を使ってさまざまな模様を楽しめます。叩き染めに使う草花によって色の付きやすさが異なるため、色が付きやすい・付きにくい植物を分類してみるのもよいでしょう。
作業ではハンマーを使うため、小学生が行う場合は親子で一緒に実践することをおすすめします。
- 葉や花がやわらかい草花:適量
- ハンマー:1本
- 草花を挟むための紙:1枚
- 画用紙・はがき:1枚
- はがきの上に、草花を1本だけ置く
- 上から紙をのせて、草花が動かないようにする
- 紙の上からハンマーで適度に叩く
- 草花の色がはがきへ移ったら草花と紙を外し、はがきを乾燥させる
- 複数の草花で行い、好きな模様を作れば完成
廃油で作るエコキャンドル
オリジナルランプシェードを作ろう
日本では室町時代から親しまれている「張り子」の技術を使ってランプシェードを作る、伝統技術を取り入れた面白い夏休みの自由研究テーマです。さまざまな色付き和紙を使えば、ライトに被せた際の見え方に違いが出てより面白くなります。
工作をするとともに、張り子の歴史についても学習を深めておくと、夏休みの自由研究の内容がさらに充実させられるでしょう。
- 和紙:適量
- 細長く切った画用紙:1本
- 筆:1本
- 木工用ボンド:1本
- 風船:1個
- 小型のLEDライト:1台
- 細長く切った画用紙を輪にし、丸く膨らませた風船を置く
- ボンドと水を混ぜてボンド液を作る
- 和紙を細長くちぎり、片面に筆でボンド液を塗る
- 風船に対して和紙を放射線状に貼り、風船と画用紙を固定する
- 風船全体に和紙を貼ったら、上からボンド液を塗る
- ちぎった色付き和紙を、好きなように貼る。
- しばらく時間を置いて和紙を乾燥させたら、風船を割って取り出す
- 最後にLEDライトに被せて、灯りを付けたら完成
【科学系】小学生向け!夏休みの自由研究の面白いテーマ3選

自然の力を利用して実験ができる化学系テーマは、自由研究の定番です。実験・観察には専用の道具や準備が必要になることが多いため、学習内容が発展していく小学校高学年に特におすすめです。ここからは、小学生向けの夏休みの自由研究テーマのうち、科学系のものを紹介します。
自分で進むふしぎなボート実験
水の表面張力を利用して自動的に進むボートを作る、面白い小学生向けの夏休みの自由研究テーマです。接着剤を塗る前と塗った後、接着剤を塗る位置によるボートの動きの変化を観察してみましょう。
- 発泡スチロール(5×8cm):1枚
- つまようじ・折り紙:1つずつ
- 洗面器:1つ
- 水:洗面器に合わせた量
- 接着剤:1本
- 発泡スチロールをボートの形にカットする
- つまようじに折り紙を貼り付け、旗を作る
- 旗を発泡スチロールの中央に取り付ける
- ボートの後ろに接着剤を塗る
- 水を張った洗面器にボートを浮かべ、動きを観察する
お湯を入れても熱くならないコップはどれだ?
コップの素材による熱の伝わり方の違いを調べる、小学生向けの夏休みの自由研究テーマです。実験時には熱湯を使うため、小学生が実践する際は保護者と一緒に行いましょう。
- 素材の異なるコップ:5個
- 熱湯:適量
- お湯を沸かし、5つのコップそれぞれに同じ量だけ注ぐ
- 注いだ直後のそれぞれの温度の違いを、手で触って確認する
- 5分後、10分後、20分後の温度の違いをチェックし、記録する
指紋取りで探偵ごっこ
刑事ドラマなどでよく行われている指紋取りを、身近な化粧品を使って実践する、小学生向けの面白い夏休みの自由研究テーマです。実験に加えて、指紋が取れる理由について学習を深めるのもよいでしょう。
- コップ:1個
- アイシャドウ:1個
- セロハンテープ:少量
- 黒い紙:1枚
- コップを手で触り、指紋を付けておく
- コップの表面にアイシャドウをふりかけ、ティッシュペーパーで優しく叩いてなじませる
- 指紋が現れたら、セロハンテープを貼って粉を写し取る
- 黒い紙にテープを貼り、指紋の取れ方を観察する
【生活系】小学生向け!夏休みの自由研究の面白いテーマ3選

生活系の自由研究テーマは、自宅や通学路などの身近な場所で始められるものが多いため、小学校低学年からでも取り組みやすいでしょう。ここからは、小学生向けの夏休みの自由研究テーマのうち、生活系のものを紹介します。
ブンブン回すだけで作れるアイスクリーム
アイスクリームを科学の力を使って遊びながら作る、夏休みにぴったりな小学生向けの自由研究テーマです。アイスクリームを入れた袋を振り回す際には周囲に気を付けて、中身が飛び出ないようしっかり封をしましょう。
- ジッパー付きの冷凍用保存袋:2枚
- ビニール手袋:1つ
- 汚れてもよいTシャツ:1枚
- 軽量カップ・軽量スプーン:1つずつ
- ★牛乳:100mL
- ★砂糖:小さじ2
- ★バニラエッセンス:少量
- 塩:大さじ8
- 砕いた氷:適量
- 保存袋に★の材料を加えて袋の口を閉じ、軽く上下に振ってまぜる
- 混ざったら袋の空気を抜き、しっかり封をする
- 大きい保存袋に氷と塩を入れ、手袋をした手でまぜる
- 氷を入れた保存袋に、封をした袋をそのまま入れ、さらに封をする
- Tシャツの中央に袋を入れたら、シャツの左右を持ってブンブン回す
- 固まったアイスクリームを袋から出したら完成
一日停電になったらどうする?
防災を題材に、停電時にできる過ごし方や対処方法を考える、小学生向けの夏休みの自由研究テーマです。停電時にできることを考えるだけでなく、日常生活でどのようなことに電気が多く使われているかを調べるのもよいでしょう。
- 日常生活において、どのようなシーンで電気を使うかまとめる
- 停電はどのようなときに起こるのかを調べる
- 停電が起きたときに困ることをリストアップする
- それぞれの「困ること」について、どのような備えをしておくべきか考える
いろんな国でピクトグラムを比べてみよう
通学路や駅などで見かけるピクトグラムについて、国や地域ごとの特色を調べる、小学生向けの夏休みの自由研究テーマです。実際に近所を歩いてピクトグラムを探してみるだけでなく、外国のピクトグラムについて本などで調べ、日本のものとどう違うか比較してみるのもよいでしょう。
- 近所を歩いてピクトグラムを探し、見つけたら写真撮影する
- どんな場所にあるのか、それぞれどういう意味なのかを調べる
- 同じ意味を持つ外国のピクトグラムを調べ、違いや特徴を比較する
小学生の夏休みの自由研究を上手くまとめるコツ

夏休みの自由研究を進める際に「どのようにまとめればいいか分からない」という小学生も多いでしょう。ここからは、小学生が夏休みの自由研究を上手くまとめるコツを解説します。
①研究内容がひと目で分かるようなタイトルにする
小学生の夏休みの自由研究では、研究内容が他の人にひと目でわかるようなタイトルを考えてみてください。扱うテーマ・疑問をシンプルな表現で書きましょう。「びっくり!〇〇の秘密」といったように、読者の興味を引くタイトルにするのも魅力的な自由研究を作るコツです。
②研究前の予想を書く
小学生の夏休みの自由研究では、観察や研究の結果をまとめるだけでなく研究前の自分の予想を書くことも大切です。結果を予想しておくことで、実際の結果との違いを見つけたり、それまでの自分では気づけなかった点を発見したりできます。
③研究や実験の内容は詳しく書く
小学生の夏休みの自由研究をより魅力的にまとめるには、研究や実験の内容を詳しく書くことも重要です。実験を行う場合は準備するものや実験の工程、実験中の変化や気付いたことなども細かくまとめておくとよいでしょう。
また、実験や観察の過程は文章だけでなくイラストや写真でも記録しておけば、より見ごたえのある自由研究になります。
④失敗した内容もしっかり記録する
小学生の夏休みの自由研究では、失敗した内容も記録しておきましょう。失敗体験は、研究結果を出すまでに創意工夫した証です。どのような内容で試して失敗したのかを記録しておけば、結果を出すまでの流れが読者に伝わりやすくなります。
⑤わかったことや感想は予想を踏まえて書く
夏休みの自由研究を通して分かったことや感想を書く際には、研究開始前の予想を踏まえてまとめるのがコツです。予想と実際の結果を比較し、研究を経て新しく出てきた疑問などがあれば一緒に書いておきましょう。
⑥参考にした本やサイトの情報を載せておく
小学生が夏休みの自由研究をまとめる際には、参考にした本やサイトの情報も一緒に書いておきましょう。さまざまな研究者・著者の考え方を踏まえて実験をしていることが伝えられます。本であれば著者やタイトル、インターネットであればサイト名とURLを記載しましょう。
まとめ

小学生の夏休みの自由研究は「自分で決めたテーマについて、試行錯誤して研究結果を出す」という達成経験を得られる大切な学習活動です。本記事で紹介した面白いテーマやまとめ方を踏まえて、夏休みの自由研究に取り組んでみてください。
また、夏休みには豊かな自然のなかで涼しく遊べる「川遊び」もおすすめです。以下の関連記事では、美しい河川を多く有する栃木でおすすめの川遊びスポットを紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。