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栃木の花といえば?シンボルとされている種類や見られる場所、見頃などをご紹介

栃木の花といえば?シンボルとされている種類や見られる場所、見頃などをご紹介

豊かな自然が自慢の栃木ですが、「栃木の花」といえばどんな花を想像しますか?実は栃木ではさまざまな美しい花が観賞でき、なかには県や市のシンボルになっているものもあります。今回は、栃木が誇る美しい花々を紹介します。おすすめの観賞スポットも解説していますので、ぜひご覧ください。

2024年3月25日 ちいき

栃木の花といえば何がある?

山岳・湖沼・平野など、エリアによって大きく地形が異なる栃木では、四季を彩る多彩な種類の花も見どころです。各地の施設ではさまざまな品種の花が栽培されており、観光地の美しいシンボルとして地元の人や観光客から注目されています。

まずは、栃木の花にはどんなものがあるのかをご紹介します。気になった品種があれば、ぜひチェックしてみてください。

ヤシオツツジ

ヤシオツツジは、直径5cm程度の小さな花を咲かせるツツジ科の植物です。1970年の日本万国博覧会の記念として県花選定委員会によって県花としても選ばれており、まさに県のシンボルといえる栃木の花です。

4~5月頃が見頃であり、品種によってさまざまな色の花を咲かせるのも魅力の一つでしょう。栃木県内では赤紫やピンク、白色のヤシオツツジが多く栽培されています。特に日光や那須高原方面を中心に、県央から県南エリアの山地に広く分布しています。

ミツマタ

ミツマタは、3~4月に見頃を迎える栃木の花です。小さな花が半球状に集まって咲き誇る姿はかわいらしく、近くによると優しくも豊かな甘酸っぱい香りが広がります。

栃木県内では茂木町の群生地が人気ですが、他にも宇都宮・日光・大田原エリアの各地でも春に観察できます。目を引くようなビタミンカラーが魅力的な、春を代表する栃木の花です。

芝桜

芝桜は、初夏のシンボルともいえる栃木の花です。花の形が桜に似ており、赤紫やショッキングピンク、白などの鮮やかな色彩が魅力の一つです。

高い生命力があり、夏になると各地で見られる芝桜の絨毯は栃木の人気観光スポットとして知られています。栃木の一部地域では公園のシンボルにもなっているほど注目されている、栃木の花です。

ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲは、直径7cmほどのラッパ状の花が印象的なゆり科の植物です。日光市ではシンボルとしても親しまれており、6~7月頃になると霧降高原を中心に、草原や湿原などで山吹色の美しい姿が観察できます。

朝に開花し、夜にはしぼんでしまう一日花なので、写真撮影の際には時間帯に注意しましょう。儚げな性質とインパクトのある見た目から、地元の人や観光客を問わず人気の高い栃木の花です。

アジサイ

アジサイは、夏に見頃を迎える梅雨のシンボルともいえる栃木の花です。小さな花が集まって咲き誇るのが特徴で、青や紫などの涼しげなイメージの色は梅雨時期に高い人気があります。

栃木県内でも、数多くの品種のアジサイが栽培されています。6~7月下旬頃になると、宇都宮・日光エリアを中心とした寺社の境内や公園の各所で観賞可能です。

アジサイは、栃木県内の1市3町が合併して誕生した栃木市のシンボルとして選ばれていることもあり、代表的な栃木の花の一つとして知られています。

ひまわり

夏のイメージが強いひまわりも、代表的な栃木の花です。日光市・大田原エリアを中心に、各地にさまざまな品種のひまわり畑が存在しており、8月頃には各地で見頃を迎えます。

栃木の広大な敷地で栽培されたひまわりはとてもフォトジェニックで、観光客からも愛されています。

彼岸花

9月を代表する栃木の花が、彼岸花です。彼岸花といえば鮮やかな赤色のイメージが一般的ですが、栃木県内ではピンクや白色の花を咲かせる品種が栽培されています。

日光・鹿沼・那須町エリアを中心に観察できますが、タイミングが合えば大平山などでも観賞可能です。

山茶花

秋から冬にかけての時期を代表する栃木の花が、山茶花(さざんか)です。ツバキ科の日本の固有種で、やわらかな赤色の花が特徴です。宇都宮市・栃木市を中心に栽培されており、一部地域では白色の山茶花を栽培している場所もあります。

美しい見た目と甘い香りで、寒い時期の観光を楽しくしてくれる栃木の花です。

ロウバイ

寒い時期に観察できる栃木の花が、ロウバイです。蝋細工のように透き通った黄色い花を咲かせるのが特徴で、中国では梅・水仙・椿と一緒に「雪中の四花」の一つに数えられているほどの美しさがあります。

宇都宮市・日光市・那須塩原市などで栽培されており、多くの植物が見頃を終える冬に楽しめる、貴重な栃木の花の一つです。甘く豊かな香りを漂わせるロウバイは、1~3月上旬が見頃にあたります。冬のおでかけの際には、ぜひ探してみてください。

【通年】栃木の花が見られる場所一覧

県内には、四季折々の栃木の花がいつでも楽しめる施設があります。ここからは、栃木の花が通年で楽しめる場所をご紹介します。栃木観光にもぴったりな場所ばかりなので、ぜひチェックしてみてください。

①あしかがフラワーパーク

あしかがフラワーパークは、足利市に位置する花のテーマパークです。

施設内は8つのステージに分かれており、それぞれ異なる季節やコンセプトの栃木の花が観賞できます。350本以上の藤が生み出す幻想的な藤棚や、1,500株ものアジサイ畑などは圧巻です。

10月中旬~2月中旬頃には「日本三大イルミネーション」として高い人気を誇る「光の花の庭」を実施しています。いつでも、何度訪れても違った栃木の花をじっくり堪能できる、有名な観光スポットです。

②とちぎ花センター

とちぎ花センターは、栃木市岩舟町にある花のふれあい施設です。国内最大級の温室である「とちはなちゃんドーム」では、世界三大珍植物であるキソウテンガイをはじめとした、熱帯や亜熱帯の植物を観察できます。

施設中央の大花壇では、パンジーやビオラをはじめ四季折々の栃木の花が栽培されており、撮影スポットとしても人気です。一年に3回植え替えされるため、訪れるたびに違う栃木の花を楽しめるでしょう。

③那須フラワーワールド

那須フラワーワールドは、那須高原の地形を活かして作られたフラワーパークです。敷地内ではケイトウやポピー、コスモスなどといったさまざまな種類の栃木の花が栽培されています。

那須連峰を背景に、まるで絵画のように幻想的に咲き誇る花々の様子は、カメラなしで訪れるにはもったいないほどの美しさです。ハイキング感覚で栃木の花を堪能できる、人気の観光スポットです。

④栃木植物園 大柿花山

栃木植物園 大柿花山は、布袋岡城跡の自然を活かして設立された植物園です。園内では春には椿やツツジ、夏にはニッコウギスケやアジサイ、秋や冬には彼岸花やロウバイなど、四季折々の栃木の花を観賞できます。

大柿里山の起伏を再現したトレッキングコースも用意されており、栃木の花を楽しみながら散策も可能です。

【春】栃木の花が見られる場所一覧

あたたかい春になると、栃木県内の群生地や公園で色とりどりの花が見頃を迎えます。ここからは、春の栃木の花が見られる場所をご紹介します。

①ミツマタ群生地

ミツマタ群生地は、茂木町の焼森山に位置しており、3月中旬~4月上旬には数多くのミツマタが見頃を迎えます。木漏れ日が差し込む中で咲き誇るミツマタの幻想的な景色から、地元では「妖精の森」と呼ばれている場所です。

群生地がある焼森山は登山コースとしても有名であるため、栃木の花を楽しみながらのハイキングにもおすすめです。

②市貝町芝ざくら公園

市貝町芝ざくら公園は、市貝町にある総面積8万平方メートルの公園です。敷地内には、春を代表する栃木の花である芝桜が約20万株栽培されています。

4月中旬~5月上旬になると、赤やピンク、紫、白などの色とりどりの美しい花が咲き誇ります。展望台から一望できる、満開の芝桜が作り出す絨毯は圧巻です。

③霧降高原つつじヶ丘

霧降高原つつじヶ丘は、霧降の滝近くに位置する隠れた人気スポットです。5月頃になると、代表的な栃木の花であるヤシオツツジをはじめとした、複数種類のツツジが観賞できます。

丘からは霧降高原の人気ハイキングコースにもつながっているため、栃木の自然散策にぴったりです。

④長峰公園

長峰公園は矢板市に位置する公園で、敷地内には約150本の桜、約5,000株ものツツジや芝桜が栽培されており、4~5月にかけて美しく咲き誇ります。

また、芝生や遊具なども充実しているため、ファミリー層にも人気のスポットです。春を彩る栃木の花を満喫できるでしょう。

【夏】栃木の花が見られる場所一覧

暑い夏でも、栃木の各地にはさまざまな花が力強く咲き誇ります。ここからは、夏を代表する栃木の花を観賞できるスポットをご紹介します。

①黒羽城址公園

黒羽城址公園は、那須氏の重臣である大関氏の居城「黒羽城」の跡地に設立された公園です。

梅雨を彩る栃木の花であるアジサイが6,000株栽培されており、6月下旬から7月上旬にかけて見頃を迎えます。アジサイの見頃には紫陽花まつりが開催されるのも魅力です。

②日光市霧降高原 キスゲ平園地

日光市霧降高原 キスゲ平園地は、赤薙山の中腹に位置する高原です。マンサクやカタクリ、ツツジをはじめ、5~10月にかけて多彩な種類の栃木の花を観賞できます。なかでも6月に見頃を迎えるニッコウキスゲの美しさは必見です。

③野木のひまわり畑

栃木の夏を代表する自然のスポットこそ、野木町のひまわり畑です。4.3ヘクタールの敷地に、約30万本もの大輪のひまわりが咲き誇ります。

見頃を迎える7月には、野木町の一大イベントである「ひまわりフェスティバル」が開催されており、ひまわりが作り出す大迷路を楽しめます。

【秋】栃木の花が見られる場所一覧

紅葉のイメージが強い秋ですが、栃木では紅葉以外にもさまざまな花が観賞できます。ここからは、秋の栃木の花が見られるスポットをご紹介します。

①城山公園

城山公園は茂木町に位置する公園で、園内からは茂木町を一望できるのが特徴です。春には桜、秋には彼岸花、冬にはロウバイなど、多彩な栃木の花を満喫できます。

特に9月中旬に見頃を迎える彼岸花は見ごたえがあり、約4ヘクタールの敷地に30万株ほどの彼岸花が咲き誇ります。斜面まで真っ赤に染まる様子は、思わず写真に撮りたくなるでしょう。

②鬼怒グリーンパーク

宇都宮市に位置する鬼怒グリーンパークは、豊かな自然と水と触れ合えるレジャー施設です。敷地内の宝積寺・白沢エリアには花畑があり、春から秋にかけて多彩な栃木の花を観賞できます。

特に9月下旬~10月中旬に開花時期を迎える色とりどりのコスモス畑は、栃木が誇る人気の観賞スポットです。

【冬】栃木の花が見られる場所一覧

寒さが厳しい冬だと花を観賞できるスポットは少なくなりがちですが、栃木には冬でも美しい花々を楽しめるスポットが存在しています。ここからは、冬の栃木の花が見られる場所をご紹介します。

①栃木県中央公園

宇都宮市の中心部に位置する都市公園が、栃木県中央公園です。敷地内は4つの池を中心に和洋折衷の庭園が造られており、1月頃に見頃を迎える山茶花やカンツバキは鮮やかな色味が魅力的です。

他にも、11~12月に見頃を迎えるメタセコイヤやロウバイなどの代表的な栃木の花が観賞できるのも見どころです。

②蝋梅の里

蝋梅の里は鹿沼市に位置する公園で、園内には約500株・4,000本のロウバイが栽培されています。11~3月にかけて異なる4種のロウバイをとことん楽しめます。ロウバイの基本種や原種も観賞できるため、栃木県内でも珍しいスポットです。

四季折々に咲き誇る栃木の花を観賞しに行こう!

「栃木の花」と一言で表しても、地域や訪れる季節によってさまざまな種類が堪能できます。ぜひ栃木観光の一環として、今回ご紹介したような栃木の花を観賞できるスポットを訪れてみてください。

また、栃木が誇るのは自然だけではありません。以下の関連記事では、栃木が自慢する絶品グルメを紹介しています。栃木観光の前に、ぜひこちらもチェックしてみてください。

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