Category カテゴリーから探す

  1. Home
  2. >
  3. かりる
  4. >
  5. 車はローンと一括どっちが...
車はローンと一括どっちがおすすめ?違いを比較して新車を購入しよう

車はローンと一括どっちがおすすめ?違いを比較して新車を購入しよう

車は現金一括払いで買うべきか、ローンを使うべきかで迷っている人は多いのではないでしょうか?どっちの方法にも一長一短があるので、比較したうえで自分に適した方法を選ぶのが大切です。今回はそれぞれの特徴や注意点を、ローンの種類やアンケートのデータにも触れながら詳しく解説します。

2024年3月25日 かりる

車の購入方法はローンと現金どっちが多い?

まず前提として、車を購入する際、現金一括で購入する人とローンを使って購入する人のどっちが多いのかをまとめました。

約7割の人が車を現金一括購入している

民間調査機関・日本トレンドリサーチおよび車両サブスクリプションサービス・グーネット定額乗りの調査によると、同調査の参加者のうち74.0%が車を購入する際に「現金一括払い」を選択したとのことです。

出典:日本トレンドリサーチとグーネット定額乗りによる調査 参照:日本トレンドリサーチ「【車の購入は現金?ローン?】74%が、車購入時の支払い」 参照:グーネット定額乗り

ローンを利用して購入した人は、半数以下の19.0%にとどまりました。

車を現金一括で購入するメリット

車を現金一括で購入するメリットは以下の通りです。現金一括での購入を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

利息がかからない分支払総額が安くなる

車を現金一括で購入すれば、ローンの場合とは違い利息はかかりません。利息を踏まえたうえで支払総額をローンの場合と比較すると、現金一括払いのほうが安くなります。

購入直後から所有権が獲得できる

車をディーラーローンで購入すると、完済するまで車の所有権はディーラーにある状態となるため、売却や廃車手続きにも制限が加わります。

しかし、現金一括購入なら購入直後から所有権が獲得できるため、自分の好きなタイミングで売却や廃車手続きをできるのがメリットといえるでしょう。

なお、ローンの中には、銀行のマイカーローンのように購入直後から所有権を獲得できるものもあります。自分が使うローンではどっちの扱いになるのか確認しておきましょう。

車を現金一括で購入するデメリット

車の現金一括購入を検討している場合、デメリットも把握しておく必要があります。ここからは、車を現金一括購入する際に知っておきたい具体的なデメリットを解説します。

手元の現金が減るため想定外の出費に備えられない

車を現金一括購入すると、手元のキャッシュが一気に減ってしまう点に注意が必要です。車種やグレード、新車か中古車かによっても異なりますが、車両本体価格や諸費用も含め、数100万円単位でお金が出ていくことを覚悟しなくてはいけません。

自分や家族が病気で仕事を休むことになったり、子どもの進学費用が当初の予定以上にかかりそうになったりした場合、資金不足に陥ることも考えられます。

予算によっては車種やグレードが限られやすく自由度が低い

現金一括購入をする場合、予算内で納まるように車種やグレードを決める必要が出てきます。車は大きな買い物であるため、できるだけ後悔がないように検討したほうがよいのはいうまでもありません。

「まずは安全に走れればよい」という考えならともかく、車が好きだったり憧れがあったりする場合は、妥協しないほうが後悔はないはずです。

理想の車種やグレードがある場合は現金一括払いにこだわり過ぎず、頭金を多めにして足りない部分はローンを組むなど、柔軟に考えましょう。

ローンの場合に比べて値引きをしてもらいにくい

現金一括払いの場合、ローンと比べると値引きをしてもらいにくいのが実情です。

前提として、車の販売店は顧客がローンを組むことで信販会社等からバックマージンを受け取れるという仕組みがあります。そのため、ローン支払いで値引きをしても利益に大きな影響が出にくいというわけです。

しかし、現金一括払いの場合はバックマージンが受け取れないため、値引きを断られる可能性が高いと思っておきましょう。

ディーラーオプションのサービスを受けにくい

値引きと同様の理由ですが、現金一括払いとローンを比べた場合、後者のほうがディーラーオプションをつけてもらいやすいのも実情です。つけてもらえるオプションの内容次第では、あえてローンで買ったほうが安くなる可能性もあります。

希望するディーラーオプションを事前に考えておき、車の販売店に現金一括払いとローンのどっちで払うほうが安くすむのかを確認してみましょう。

車をローンで購入するメリット

車をローンで購入することには以下のメリットがあります。希望の車種を無理なく購入したい人や、ローンを検討している人はぜひ参考にしてみてください。

予算の幅と共に車の選択肢も広がる

ローンを使えば、予算の幅と共に車の選択肢も広がります。前述したように、現金一括払いにこだわり過ぎると、本当に欲しい車種、グレードの車は買えないかもしれません。

しかし、ローンを使えば現在手持ちのキャッシュが不足していても自分の欲しい車を妥協せずに購入できます。

ローンの組み方次第では生活水準を下げずに車を購入できる

「ローンを組むと生活に余裕がなくなりそう」と心配する人もいるかもしれせんが、過大な心配は不要です。余裕を持った返済プランを立てれば、生活水準を維持しながら無理なく返済できます。

ローンを組む際は複数の返済プランから、それぞれどのような違いがあるのか、返済総額の差額はいくらになるのかを調べておくとよいでしょう。

金融機関であれば、ホームページに返済額シミュレーションがある場合もあるので、さまざまなパターンで試算してみましょう。

<足利銀行マイカーローン>の返済額シミュレーション

手元に現金を残しておけるので万が一に備えられる

現金一括払いとは違い、ローンを使って車を購入すれば、キャッシュを手元に残しておけます。自分や家族の入院など、万が一のことがあった場合でもすぐにお金の心配をする必要はありません。

なお、このような万が一の事態に備えるべきお金(生活防衛資金)は、一般的に毎月の生活費の3ヶ月~1年分を用意しておくのが望ましいとされています。

参照:知るぽると「初めての1人暮らし、賢いお金の管理術」

車を買うためにローンを組むか決める際は、生活防衛資金として必要なキャッシュが手元にあるかも判断基準にするとよいでしょう。

車をローンで購入するデメリット

車を購入する際、ローンを使うことにはデメリットもあります。ここからは、ローンの一般的なデメリットについて解説します。

金利がかかるため支払総額が増える

ローンを使って車を購入する場合、金利がかかるため現金一括払いの場合と比較して支払総額が増える点に注意が必要です。例えば、車両本体価格や諸費用を含め300万円で車を購入する場合、現金一括払いであれば300万円だけ用意すれば問題ありません。

しかし、ローンで300万円を借りた場合、返済総額は300万円以上になります。例えば金利が年1.95%とし、5年で返済すると想定した場合、返済額は315万1,061円です。

ここまでで差額が約15万円発生しているうえに、ローンを組む際は取扱手数料など別途諸費用がかかる場合もあり、さらに割高になってしまいます。

ローンを組む際は事前にシミュレーションを行い、現金一括払いの場合と比較し、どれだけ差額が生じるかを確かめておきましょう。

長期にわたって返済が続く可能性がある

ローンの組み方次第では、長期にわたって返済が続く可能性がある点に注意が必要です。

一般的に同じ金額を借りたとしても、毎月の返済額が少ないほど返済は長期化します。利息を含めた返済総額も多くなるので、キャッシュに余裕があれば一部繰上返済や一括返済も検討しましょう。

ローンの審査に通らない可能性もある

ローンを組む際は、支払い能力があるかを見極めるために審査が行われます。状況によっては審査に通らないこともあるため注意が必要です。

車の購入に利用できるローンの種類

車を購入する際に利用できるローンの種類と特徴を解説します。ローンで車の購入を検討している人は、それぞれのメリットやデメリットを押さえておきましょう。

ディーラーローン

ディーラーローンは、ディーラーが信販会社と提携して提供するローンのことです。

値引きやディーラーオプションをつけてもらいやすいというメリットがある反面、金利相場が高いというデメリットがあります。また、ローンを完済しないと車の所有権は自分に移らない点にも注意しましょう。

マイカーローン

マイカーローンは、銀行や労働金庫、信用金庫などの金融機関が扱う、車を購入するための融資商品です。金利はディーラーローンに比べると低めであるうえに、車の所有権は最初から自分が獲得できます。

ただし、審査難易度はディーラーローンと比べて高く、値引きなどのサービスも受けにくい点には注意が必要です。

フリーローン

フリーローンは、車に限らずまとまった出費のために利用できる融資商品です。マイカーローンと同じく銀行や労働金庫、信用金庫などの金融機関が扱っています。

カードローン

カードローンは、審査にもとづき利用可能枠が設定され、その範囲内であれば何度でも借入れや返済ができる商品です。消費者金融や銀行、労働金庫、信用金庫、信販会社などさまざまな金融機関で扱っています。

自社ローン

自社ローンは、主に中古車販売店で用いられている方法です。中古車販売店と直接契約を結び、返済計画にもとづき支払いを行います。名称として「ローン」が使われていますが、厳密には分割払いの仕組みになっています。

完済するまで車の所有権は販売店にあるため、販売店が倒産すると車を手放す必要が出てくる点にも注意しましょう。

車は現金一括とローンどっちで購入すべき?

結局のところ、車を購入する際に現金一括で支払うかローンを使うべきかは、人によって結論が異なります。そこで、現金一括とローンのメリットとデメリットを踏まえ、どっちが自分に適しているのかを考えてみましょう。

それぞれのメリット・デメリットをおさらい

現金一括購入とローンのメリットとデメリットを比較しやすいよう、表にしてみました。

項目 メリット デメリット
現金一括 ・ローンと比較し支払総額が安い
・購入直後から所有権を獲得できる
・手元の現金が減るため想定外の出費に備えられない
・車種やグレードが限られる場合がある
・ローンの場合と比較し値引きしてもらいにくい
・ディーラーオプションのサービスを受けにくい
ローン ・車の選択肢が広がる
・余裕のあるローンの組み方をすれば生活水準を維持できる
・手元にキャッシュを残しておける
・現金一括払いと比較し支払総額が増えがち
・返済期間が長期化する場合もある
・審査で否決されることもある

どっちの方法にも、それぞれメリットとデメリットがあります。どっちがよいとは一概に言えないため、用意できる金額や考え方によって選ぶのがよいでしょう。

ここからは、現金一括払いに向いている人と、ローンが向いている人の特徴を解説します。

生活に支障がなくまとまった額を用意できるなら現金一括

現金一括払いが向いている人の特徴は、「現金一括払いをしても生活に支障がない」ことです。すでに預貯金などの資産があり、まとまった額を支払っても生活にさほど支障がないなら、現金一括払いを選ぶとよいでしょう。

どうしても欲しい車があるけれど手元に現金を残したいならローン

どうしても欲しい車があるものの、手元に現金を残したいならローンも選択肢に入れましょう。支払総額が高くなったとしても、堅実にローンを組み、予算の都合で妥協せず理想の車を購入する方が後悔も生活の心配も少ないはずです。

頭金を多めにしてローンを組む方法も

前述したように、ローンは組み方次第では支払総額が増える、返済期間が長期化するなどのデメリットがあります。ただし、頭金を多めにしてローンを組むことで、これらのデメリットはある程度緩和できます。

「半額程度なら現金払いできるほどの資金がある」「返済負担に不安がある」と思っている人は、頭金を多めにしてローンを組むことも検討しましょう。

頭金の額に応じてどれだけ毎月の返済額に差額が生じるか、資金計画はどのように立てるべきか、事前にディーラーや金融機関の担当者に相談するのをおすすめします。

車のローンは一括返済することも可能

車をローンで購入したとしても、資金面で余裕があれば一括返済することも可能です。ローンを一括返済するメリットと注意点について解説します。

車のローンを一括返済するメリット

ローンの種類によりますが、完済まで車の所有権がディーラーや信販会社にあるのは珍しくありません。しかし、一括返済できれば所有権は購入者に移るため、車の売却や処分が自由にできます。

また、残りのローン返済期間に生じるはずだった利息の支払いも免除されるので、最終的な返済総額が減るのも一括返済のメリットです。

車のローンを一括返済する際の注意点

一括返済をする際、手数料がかかる可能性がある点に注意が必要です。また、手元のキャッシュが一気に減るため、直近でまとまったお金を用意すべきライフイベントがないか確認しておきましょう。

<足利銀行マイカーローン>の場合、インターネットバンキングからの一部繰上返済手数料は無料です。

加えて、ローンによっては一括返済ができない場合もあるので、どのような扱いになっているかは契約前に確認しておくと安心です。

まとめ

車を現金一括払いとローンのどっちで買うべきかは、人によって答えが異なります。自分や家族の考え方、将来的なライフイベントや預貯金の状況に合わせて、柔軟に考えましょう。

関連記事
中古車をローンで購入するには?ローンの種類や選び方、利用時の注意点まで徹底解説

中古車をローンで購入するには?ローンの種類や選び方、利用時の注意点まで徹底解説

中古車を購入するために、ローンを組むことは可能です。本記事では、中古車を買うときに使えるローンの種類や選び方、利用...

商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。