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誰でもできる貯金のコツ6つ!毎月しっかりお金を貯める効率的な方法をご紹介

誰でもできる貯金のコツ6つ!毎月しっかりお金を貯める効率的な方法をご紹介

「貯金をしたいけどできない」と悩んでいる人は決して少なくないでしょう。しかし、誰でもコツを知って実践すれば”貯金ができる人”になれるはずです。今回の記事では、ぜひ実践していただきたい貯金のコツを6つ、詳しく解説します。

2023年8月24日 ためる・ふやす・そなえる

Supervisor監修者

荒井 美亜

2級FP技能士、AFP(日本FP協会認定)、貸金業務取扱主任者
荒井 美亜

立教大学大学院経済学研究科卒業。
「ささいな疑問や悩みを拾い上げ、前に進む原動力に変える」ことを目標に、金融分野を中心にライター活動中。
日本FP協会の消費者向けイベントにも講師として登壇経験あり。

貯金がなかなかできない人の特徴

考え事をする若い女性

貯金がなかなかできない人には、共通する特徴があります。まずは、貯金ができない人の共通点3つについて解説します。

貯金がなかなかできない人の特徴
  • 貯金の目的と目標金額が決まっていない
  • 衝動買いなどの無駄遣いが多い
  • 日々の収入・支出を把握していない

貯金の目的と目標金額が決まっていない

貯金ができない人は、そもそも目的や目標金額が決まっていないことが多いです。例えば「2年後の結婚記念日に家族で海外旅行に行く」といった具体的な目標があれば、必要な金額を算出したうえで、そのためには何をすべきかを計画的に考えられるでしょう。

ただ何となく貯金をしていてはモチベーションが維持できないため、継続が難しくなります。

衝動買いなどの無駄遣いが多い

衝動買いなどの無駄遣いが多い人も、なかなか貯金をするのは難しいかもしれません。本来は買う予定ではないものを買ってしまったら、貯金に回す予定だった金額はその分減ってしまいます。このタイプの人の場合「どうやって衝動買いを減らすか」が貯金をするうえでのポイントとなるでしょう。

日々の収入・支出を把握していない

日々の収入・支出を把握していない人も、なかなか貯金ができない傾向があります。収支を把握していないということは、そもそも「毎月いくら入ってきて、いくら使うから、これだけ貯金に回せる」という全体像を把握できていないことになります。

このようなタイプの人の場合、大まかでもよいので毎月の収支をチェックするところから始る必要があります。

貯金をするうえで大切なポイント

黒板に書かれた電球の絵

ただ何となく取り組んでいても、貯金はできるようになりません。まずは以下の2つのポイントを意識するところから始めましょう。

貯金をするうえで大切なポイント
  • 貯金の目的と目標金額を決める
  • 家計簿で収支管理を行う

貯金の目的と目標金額を決める

貯金をするうえでは、その目的と目標金額を決めることが重要です。

貯金を継続するモチベーションを保つためにも、「◯◯をしたいから貯金する」といった前向きな目標を設定するのは非常に重要なコツです。

また、目標金額を決めることで「あとどれぐらい貯めればよいか」という振り返りもできます。順調に貯まっているようなら取り組みを継続し、停滞気味ならやり方を見直すことで、着実に目標に近づけるでしょう。

家計簿で収支管理を行う

すでに触れたとおり、貯金ができない人は日々の収支管理ができていないことが多いです。まずは家計簿をつけ、日々の収支管理をするところから始めましょう。

収支管理をすることで、何にお金を使っているのかが把握できるようになるため、無駄遣いや衝動買いを減らすきっかけも作れます。ただし、家計簿はある程度継続しないと意味がないので、以下のコツを意識してコツコツ続けてみましょう。

家計簿を続けるためのコツ
  • できるだけ簡単な方法を取り入れる
  • 家計簿をつけた後は毎月振り返りをする
  • 自分に合った家計簿を使う

貯金をするためのコツ6つ

豚の貯金箱と書類

「どうやったら貯金ができるようになるのか」と悩んでいる人は、単に貯金をするためのコツを知らないだけというケースも少なくありません。

貯金のコツを取り入れてコツコツと続ければ、きっと目標額を達成できるはずです。着実に貯金を増やすためには、どのようなコツを取り入れればよいのかをまとめました。

コツ1.生活コストを見直す

1つ目のコツは、生活コストを見直すことです。家計の支出内容をリストアップし、余計な出費をなるべく減らすようにしましょう。生活コストを減らすために、簡単に取り入れられる方法を紹介します。

生活コストを減らすための方法
  • 固定費を見直す
  • 予定していなかった買い物を減らす
  • 自炊を心がけて食費を減らす

固定費を見直す

簡単にできて節約効果も高いおすすめの方法が、固定費を見直すことです。特に以下の固定費について、積極的に見直してみましょう。

項目  見直し内容
通信費  格安SIMへの切り替えやプランの見直しをする。
保険料  保障内容を見直し、過大だったり重複していたりする部分については保険契約の変更、他の商品への乗り換えにより保険料を減らす。
家賃  値下げの交渉をしたり、生活に支障がない範囲で家賃の安い物件を探す。
水道光熱費 消費電力が少ない家電製品に買い替えたり、節水シャワーヘッドなどの便利グッズを使う。

この方法を実施するコツは、一気に取り組もうとせず、あくまでできる範囲から優先順位をつけて試していくことです。ご家族やご友人にも意見を聞きながら、無理のない範囲で少しずつ取り組みましょう。

予定していなかった買い物を減らす

予定していなかった買い物を減らすことも重要です。もちろん、突然どうしても必要になって購入しなければならないケースもありますができる限り回数を控えるに越したことはありません。普段から「予定にあるものだけを買う」習慣を身につけましょう。

例えば、「購入品のチェックリストを作る」ことはおすすめです。また、仕事や育児などで買い物に行く時間がない場合は、ネットスーパーを活用することもコツの1つです。配送料がかかりますが、売り場に行かない分余計なものを買う可能性も減らせます。

自炊を心がけて食費を減らす

外食やテイクアウトが多くて食費がかさんでいる場合は、自炊の機会を増やすよう心がけましょう。料理があまり得意でなくても、冷凍食品やミールキットなどを活用すれば、短時間で簡単に食事は作れます。時短でできるレシピを探して、楽しみながら続けるのも重要なコツです。

また、定期的に冷蔵庫の中身をチェックすることもコツの1つとして覚えておきたい方法です。余っている食材をできる限り活用して、日々の食費を浮かせましょう。

コツ2.先取り貯蓄を始める

2つ目のコツは、先取り貯蓄を始めることです。先取り貯蓄とは文字通り、給与などの収入から毎月一定額を予め貯金し、残った金額でやりくりする方法です。簡単で着実に貯金を増やせます。

積立貯蓄口座や財形貯蓄制度を利用する

さらに貯金を簡単に増やすためには、積立貯蓄や財形貯蓄制度を活用するのもコツの1つです。
積立貯蓄とは「毎月5万円」など貯金したい金額を設定すると、毎月決まったタイミングに普通預金口座から専用の口座(積立貯蓄口座)に入金してくれる仕組みです。

また、財形貯蓄制度とは、給与からの天引き(賃金控除)で行う貯蓄制度の1つで、「一般財形貯蓄」「財形年金貯蓄」「財形住宅貯蓄」の3つがあります。積立貯蓄や財形貯蓄を利用すれば、一度簡単な設定を済ますだけで、あとは自動的に貯金を増やしていけます。

コツ3.目的別に口座を管理する

3つ目のコツは、目的別に口座を管理することです。貯金をしたいなら、複数の銀行口座を使い分けるのがコツです。

一口に銀行口座といっても様々な種類があるため、以下のように使い分けてみましょう。

普通預金口座 生活費
定期預金・積立貯蓄口座 短期貯蓄用
NISA口座・運用口座 長期貯蓄用

生活費口座と貯金用口座は分ける

口座を分ける際は、生活費口座と貯金用口座を作ることをおすすめします。
常にお金の出入りがある口座からは、一定期間内でどれだけ貯金が増えたのかわかりづらくなっています。そこで、入金はするものの出金はしないという貯金用口座を設けることで、貯金額を把握しやすくなります。

貯金用口座と生活費口座を異なる銀行で作った場合は、自動送金サービスを使い、毎月一定額を移し替えると非常に便利です。

貯金を続けるためには、このようになるべく自分で手を動かさない仕組みを作ることが重要なコツです。

コツ4.住宅ローンなどを見直す

4つ目のコツは、住宅ローンなどのローン返済を見直すことです。金利の負担を抑えるためには、借り換えも含めた見直しを検討しましょう。

金利が0.1%下がると毎月の返済額や総返済額も変わる

住宅ローンの場合は、金利が0.1%でも下がると毎月の返済額や総返済額が大幅に変わります。例えば、以下の条件で借りている住宅ローンがあるとしましょう。

住宅ローンの条件
  • 借入額:3,000万円
  • 借入時の金利:年1.5%
  • 返済期間:30年
  • 返済方式:元利均等返済
  • ローン保証料・諸費用は考えないものとする

この場合、合計返済金額は3,727万2,982円、毎月の返済額は10万3,536円になります。他の条件は同じものとして、金利が年1.4%に下がった場合の合計返済額は3,675万6,950円、毎月の返済額は10万2,103円です。

総額で50万円以上下がるため、節約効果が非常に大きいことが分かるでしょう。金融機関では借り換えのシミュレーションにも応じてくれるため、一度相談していただくのをおすすめします。

コツ5.副業をして収入源を増やす

5つ目のコツは、副業をして収入源を増やすことです。毎月1~2万円の副収入でも、長期間続ければまとまった金額になります。

会社員でも取り組みやすい副業

会社員でも取り組みやすい副業の例をいくつかご紹介します。ご自身の得意なことや働き方に合わせて、参考にしてみてください。

会社員ができる副業の例
  • クラウドソーシング
  • フリマアプリなどでの不用品の販売
  • 運転代行・フードデリバリー
  • 不動産投資
  • アフィリエイト
  • スキルの販売(楽器のプライベートレッスンや恋愛相談など)

最初はなかなか成果が出ないかもしれませんが、無理のない範囲で続けてみましょう。

勤務先の就業規則を確認する

会社員が副業をする際は、勤務先の就業規則を確認しましょう。社会全体として副業を容認する流れになってきているものの、勤務先によっては秘密保持の観点などから副業が禁止されていることもあります。

また、副業が許可されている勤務先でも、副業の内容によっては問題になるかもしれません。就業規則を確認し、不明な点があれば一度勤務先に相談してから始めるとよいでしょう。

コツ6.税金を減らせる制度を使う

6つ目のコツは、税金を減らせる制度を使うことです。

制度・各種控除はフル活用する

所得税の計算においては、条件に当てはまれば一定額を差し引けます(所得控除・税額控除)。会社員でも以下の制度や控除を利用し、節税することが可能です。

会社員が活用できる制度・控除の例
  • NISA
  • iDeCo
  • ふるさと納税(寄附金控除)
  • 住宅ローン控除
  • 生命保険料控除
  • 地震保険料控除
  • 医療費控除
  • セルフメディケーション税制
  • 小規模企業共済等掛金控除
  • 寡婦控除・寡夫控除

iDeCoの掛金は全額所得控除可能

iDeCo(個人型確定拠出年金)で拠出した毎月の掛金は、全額所得控除できます。例えば毎月2万円ずつ掛金を拠出すれば、年間24万円を課税所得から控除でき、結果として所得税や住民税を軽減することが可能です。

ふるさと納税は食費の節約にも役立つ

ふるさと納税とは、自分の故郷や応援したい自治体など、好きな自治体を選んで寄付ができる制度を指します。寄付のお礼として返礼品が受け取れるだけでなく、税金の還付や控除が受けられます。

食費を節約したいなら、食品・飲料を返礼品として用意している自治体を選んで寄付するのもコツの1つです。

資産運用で貯金を増やすことも可能

NISAと書かれた積木

資産運用も、貯金を増やすためのコツとして取り入れましょう。初心者の方に取り入れてほしい資産運用を2つ紹介します。

初めての資産運用におすすめの方法①投資信託

投資信託とは、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品のことです。
資産運用のプロに任せられるうえに、毎月1,000円程度から積み立てられるため、初心者でもチャレンジしやすいでしょう。

初めての資産運用におすすめの方法②NISAを活用する

NISAとは少額投資非課税制度のことです。本来、株式や投資信託などの金融商品を運用して得た利益には税金(所得税・住民税・復興特別所得税)がかかります。

しかし、NISA口座内で運用した場合は税金がかかりません。また、投資信託への投資にもNISA口座が利用できます。

まとめ

豚の貯金箱と電卓

貯金ができる人とできない人の差は「コツを知って、実践できているか」にあります。今貯金ができていなくても、ここで紹介したコツを実践するだけで、十分貯められるようになるはずです。まずは小さなことでもよいので、チャレンジしてみましょう。

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