マイカーローン審査の流れは?選び方のポイントとあわせて解説
車を購入したいとき、手元の資金だけで足りない場合は「マイカーローン」という選択肢があります。利用には審査に通る必要があり、年収や勤務先、他の借入状況などをもとに無理なく返せるかを確認されます。 また、マイカーローンには銀行などが扱うものと自動車販売店で申込むものがあり、特徴を理解して選ぶことが大切です。 この記事では、審査の流れや見られる内容とその対策、選び方のポイントをわかりやすく解説します。
Supervisor監修者
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2級FP技能士、AFP(日本FP協会認定)張替 愛
夫の海外赴任で国内損害保険会社を退職したことを機に独立。教育費・老後資金・資産運用・海外赴任など、ひとつひとつの家庭の状況に合わせた家計相談を中心に、執筆、監修、マネー講師などの活動を行う。FPコンサルティング(株)所属。
車を購入したいとき、手元の資金だけで足りない場合は「マイカーローン」という選択肢があります。マイカーローンとは、自動車の購入資金を金融機関などから借りて、毎月返済していくローンです。
マイカーローンを利用するには審査に通る必要があり、年収や勤務先、他の借入状況などをもとに、借りたお金を無理なく返せるかを確認されます。
また、マイカーローンには、銀行などが扱うものと、自動車販売店で申込むものがあります。それぞれ特徴が異なるため、よく理解したうえで選ぶことが大切です。
この記事では、マイカーローン審査の流れや、審査で見られる内容とその対策、マイカーローンの選び方のポイントをわかりやすく解説します。
マイカーローン審査の流れ
マイカーローンの審査は、通常、「事前審査」と「正式審査」の2段階で進みます。ここでは、マイカーローンを利用するときの基本的な流れを詳しく見ていきましょう。
見積もりや返済計画などの事前準備
マイカーローンを申込む前に、まずは車の見積もりを取り、借入希望額を決めます。
車の購入には、車両本体の価格だけでなく、登録費用や税金、自賠責保険料、オプション費用などもかかります。そのため、総額を把握したうえで、いくら借りるのかを考えることが大切です。
また、車の購入後は、ガソリン代や駐車場代、自動車保険料、車検費用などがかかります。借入額や返済期間を決める際は、毎月の返済額や総返済額をシミュレーションし、家計に無理が出ないか確認しておきましょう。
足利銀行のマイカーローンは、購入する車が決まる前でも事前審査の申込みが可能です。
事前審査の時点では提出書類が不要で、スマホから手軽にお申込みいただけます。「自分の年収でいくらまで借りられるか」の目安が先にわかるため、あらかじめ予算を把握したうえでスムーズに車選びを進められるのが大きなメリットです。
詳細なシミュレーションを行いたい場合は、以下のページをご活用ください。
事前審査の申込み
購入したい車や借入希望額の目安が決まったら、事前審査に申込みます。
事前審査とは、申込者の年収や勤務先などをもとに、希望する金額を借りられる見込みがあるかを簡易的に確認する手続きです。事前審査を受けることで、借入可能額の目安を知ることができます。
一方で、購入する車が決まる前に事前審査を受けられるケースもあります。例えば、先述した足利銀行のマイカーローンなど、車が決まる前でも事前審査が可能な金融機関であれば、借入可能金額を先に把握し、その予算に合わせてスムーズに車選びを進めることができます。
金融機関によっては、事前審査の申込時点では書類の準備は必要なく、WEBやスマートフォンアプリから手軽に申込めます。審査結果が出るまでの日数は金融機関によって異なりますが、早ければ即日にわかる場合もあります。
必要書類の準備
事前審査後は、正式審査に向けて必要書類を準備しましょう。一般的には、返済能力を確認するための収入証明書類に加えて、借りたお金を車の購入に充てることが確認できる書類が必要です。
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・本人確認書類(運転免許証など) ・前年の所得や勤務先を確認する書類(源泉徴収票や所得証明書など) ・資金使途がわかる資料(車の見積書や契約書など) ※審査によっては、上記以外の書類が必要になることがあります。 |
(出典)足利銀行ホームページ「マイカーローン商品詳細」などをもとに記載
書類に不備があると、再提出が必要になり、審査に時間がかかってしまいます。納車日が決まっている場合は、早めに準備しておくと安心です。
正式審査の申込み
事前審査に通って必要書類もそろったら、正式審査を申込みます。正式審査とは、提出書類や信用情報をもとに、金融機関がより詳しく返済能力を確認する最終的な審査のことです。
正式審査の結果が出るまでの期間は、金融機関によって異なります。足利銀行のWEB完結契約の場合は、事前審査の申込みから融資まで、およそ7~10営業日となっています。
契約手続き
正式審査に通過したら、契約手続きに進みます。契約手続きについては金融機関によって異なるため、ここでは足利銀行を例に見ていきます。
足利銀行<WEB完結契約>の流れ
事前審査結果の連絡を受取った後、マイページにログインし、「正式審査申込み」から手続きを行います。その後、メールまたはSMSで正式審査結果を受取り、マイページで申込内容の最終確認をして、契約手続きを行います。
融資の実行(車の販売店への支払い)
契約手続きが完了すると、指定した日に融資が実行され、車の購入代金の支払いに進みます。
マイカーローンでは、借入金が申込者の口座に入金されると同時に車の販売店へ振込まれます。
融資が実行されると、ローン契約にもとづいて返済が始まります。毎月の返済日はあらかじめ決まっているため、引き落とし口座の残高不足に注意しましょう。
マイカーローンの審査で見られる内容
マイカーローンの審査では、いろいろな情報をもとに、「申込者が確実にローンを返済できそうか」を金融機関が判断します。ここでは、審査で見られやすい内容を3つに分けて解説します。
申込者の属性に関する情報
まず見られるのは、申込者本人に関する情報です。マイカーローンでは、主に「安定した収入があるか」「返済を続ける見込みがあるか」を確認されます。
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・年齢 ・家族構成 ・持ち家か賃貸か ・勤務形態 ・年収 ・勤務先 ・勤続年数 など |
このなかでも、年収や勤務先、勤続年数は重要な項目です。マイカーローンは数年にわたって返済が続くことが多いため、一時的な収入の大きさよりも、毎月安定継続した収入があるかどうかが見られます。
例えば、同じ年収でも、勤続年数が長く、正社員のように収入が安定しやすい働き方の人は、安定した返済が見込めると判断されやすいでしょう。一方で、転職直後や独立して間もない場合は、慎重に見られる可能性があります。
申込者の信用に関する情報
マイカーローンの審査では、信用情報も確認されます。「信用情報」とは、クレジットカードやローンの利用履歴のことです。過去にきちんと返済してきたか、現在どのくらい借入れがあるかなどが登録されています。
金融機関は信用情報を確認し、申込者がこれまでお金の支払いをきちんと行ってきたかを見ます。年収が十分にあっても、過去に返済の遅れがある場合などは、審査に影響する可能性があります。
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・過去にローンやクレジットカードの支払いが遅れた ・カードローンなどの借入残高が多い ・短期間に複数のローンへ申込んでいる ・他の借入金額や返済状況を正確に申告していない(虚偽申告) など |
購入する車両に関する情報
マイカーローンは車の購入資金として貸出すローンであるため、購入する車の情報やその車の使いみちについても確認されます。
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車両の情報 |
・車種 ・年式 ・走行距離 ・車両価格 ・ナンバープレートの番号や登録証明書の番号 など |
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車両の用途 |
・個人利用か事業利用か ・車両の所有者(家族や会社など第三者が所有している場合はその関係性や所有者の情報) ・車両の購入目的や用途(通勤、レジャー、事業用など) ・車両の使用頻度 など |
マイカーローンの対象は、基本的には通勤やレジャー用の自家用車です。営業用や配送用などの事業目的で使う車は対象外になることがあります。
マイカーローンの審査に不安がある場合の対策
審査に通るか不安があるときは、申込前にできるだけ対策をしておきましょう。
大切なのは、借入額を減らし、返済しやすい状態に整えることです。審査に通るためだけでなく、借りた後に家計が苦しくならないように準備しましょう。
頭金を多めに用意する
審査が不安なときは、頭金を多めに用意しましょう。「頭金」とは、車の購入代金のうち、自己資金から支払うお金のことです。
頭金を入れると借入額を減らせるため、毎月の返済額も抑えやすくなります。金融機関から見ても、返済負担が軽いと判断されやすくなります。
手持ちの貯金だけで頭金を用意するのが難しい場合は、現在保有している車の売却代金を充てる方法もあります。家族に相談できる場合は、資金援助を受けられないか確認してみるのも一つの方法です。
他のローンや借入れを完済する
カードローンやクレジットカードのリボ払いなど、すでに他の借入れがある場合は、できるだけ整理してからマイカーローンに申込むのも一つの方法です。
マイカーローンの審査では、他のローンの返済額も含めた「返済負担率(年収に占める年間返済額の割合)」を見られる傾向があります。他の借入れが多いと、家計への負担が重いと判断され、審査に通らないことがあります。
対策としては、他の借入れを先に返しておくことが考えられます。完済が難しい場合でも、借入残高や毎月の返済額を減らしておくと、返済負担率を下げられるため、審査でプラスに働く可能性があります。
求められたら保証人を立てる
パート・アルバイトなどで収入が安定しにくい場合や、年収に対して返済負担率が高い場合など、審査通過がやや難しいと判断された場合は、保証人を求められることがあります。
ただし、マイカーローンでは、保証会社の利用が条件となることが多く、必ずしも保証人が必要になるとは限りません。
保証人とは、申込者が返済できなくなったときに、代わりに返済する責任を負う人のことです。金融機関から見ると、返済されないリスクを下げる役割があります。
勤続年数に注意する
マイカーローンの審査では、勤続年数も確認されることがあります。金融機関によっては、給与所得者の申込条件として「勤続年数1年以上」としている商品もあります。個人事業主などは営業年数3年以上が必要ということもあります。
ただし、転職直後や新卒者、就職内定者だからといって、必ずマイカーローンを利用できないわけではありません。勤務先や年収など、他の項目を見ながら総合的に判断されます。
近いうちに車の購入を予定している場合は、利用したいローンの申込条件を確認し、転職のタイミングと申込時期をあわせて考えておきましょう。
ディーラーローンと銀行マイカーローン、選ぶならどっち?
マイカーローンには、主に「ディーラーローン」と「銀行マイカーローン」の2つがあります。どちらがよいか、それぞれの特徴を踏まえて選びましょう。
・ディーラーローン
自動車販売店を通じて申込むローンです。車を選ぶ流れの中で手続きできるため、手間が少ない点がメリットです。審査結果が早く出ることもあり、購入手続きを進めやすいでしょう。
ただし、ローンを完済するまで車の所有者が販売会社や信販会社になる場合があります。所有者が自分ではない場合、ローン完済前に車を売却・乗換えするには、ローン残高の確認や一括返済、所有権解除の手続きが必要になり、通常の売却より手続きに時間がかかることがあります。
・銀行マイカーローン
銀行などの金融機関に申込むローンです。銀行のマイカーローンでは、購入した車の所有権が自分になるのが一般的です。ディーラーローンより金利が低めに設定されていることが多く、総返済額を抑えやすい点が大きなメリットです。
ただし、銀行のマイカーローンは審査の手続きなどを自身で行う必要があることに加えて、ディーラーローンに比べると、審査基準が厳しいといわれています。
総返済額を抑えることを重視するなら、まず銀行のマイカーローンの事前審査に通るかを確認するとよいでしょう。
マイカーローンの選び方のポイント5選
マイカーローンを選ぶときは、何を基準に判断すればよいのでしょうか。ここでは、確認しておきたい5つのポイントを紹介します。
1.金利の低さ
まず確認したいのは金利です。金利が低いほど、同じ金額を借りても利息の負担は小さくなります。
あくまで一例にはなりますが、300万円を5年間で借りる場合、金利が年2.5%なら総返済額は約319万円です。一方、金利が年4.5%なら総返済額は約336万円となり、約17万円の差が出ます。(※元利均等返済・ボーナス返済なしで試算)
特に、キャンペーン金利がある場合は確認しておきましょう。一定期間だけ金利が下がる場合もあれば、条件を満たすことで優遇金利が適用される場合もあります。
なお、金利を見るときは、返済中に金利が見直される「変動金利」なのか、借入時の金利が返済終了まで変わらない「固定金利」なのかも確認しましょう。
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種類 |
特徴 |
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変動金利 |
返済当初の金利は低めに設定される傾向がありますが、将来金利が上がると返済額が増える可能性があります。 |
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固定金利 |
変動金利より金利が高めになることもありますが、返済額が変わらないため、返済計画を立てやすい点がメリットです。 |
(出典)執筆者作成
詳細なシミュレーションを行いたい場合は、以下のページをご活用ください。
2.手続きの簡単さ
手続きのしやすさも重要です。最近は、WEBやスマートフォンアプリから申込めるマイカーローンも増えています。来店不要で手続きができれば、仕事や家事で忙しい人でも申込みやすいでしょう。
また、返済方法も確認しておくことが大切です。金融機関によっては、ローンの返済用口座として、その銀行の普通預金口座が必要になる場合があります。
3.繰上返済はできるか
繰上返済のしやすさも確認しましょう。繰上返済とは、毎月の返済とは別に、借入残高の一部または全部を前倒しで返すことです。ボーナスや臨時収入が入ったときに繰上返済をすれば、利息の負担を抑えられる場合があります。
ただし、金融機関によっては、繰上返済の手数料がかかることがあるので注意が必要です。スマートフォンアプリなどから簡単に無料で繰上返済の手続きができるところを選んでおくと便利でしょう。
4.返済期間と借入額のバランス
返済期間と借入額のバランスも大切です。マイカーローンの返済期間は、金融機関によって異なりますが、最長10年程度の商品が多く、なかには最長15年まで借りられるものもあります。
返済期間を長くすると毎月の返済額は抑えられますが、総返済額は増えやすくなります。無理なく返せる期間と借入額を選びましょう。
5.保証料や手数料
ローンを比較するときは、毎月の返済額だけでなく、保証料や事務手数料を含めた総返済額で比べましょう。
保証料とは、保証会社を利用するために支払う費用です。ローンの返済ができなくなった場合に、保証会社が金融機関へ立替え払いをする仕組みで使われます。
マイカーローンによっては、保証料が金利に含まれている場合もあります。一方で、金利とは別に事務手数料や保証料がかかる場合もあります。金利が低くても、手数料を含めると負担が大きくなることがあるため、よく確認しましょう。
マイカーローンを利用するなら足利銀行がおすすめ!
マイカーローンを選ぶなら、金利や手続きのしやすさ、返済の自由度を比較することが大切です。
購入する車が決まったら、ディーラーローンよりも金利を抑えられる可能性がある銀行のマイカーローンの事前審査を一度受けてみるとよいでしょう。
足利銀行の場合、購入する車が決まる前でも審査に申し込みができ、申込みから車の販売店への支払いまで来店不要のマイカーローンを取扱っています。事前審査は最短翌営業日に回答が来るため、借りられそうかどうかの目安はすぐにわかります。
手続きも来店せずに進められるため、忙しい人でも検討しやすいでしょう。
マイカーローン審査の流れに関するよくある質問
ここでは、マイカーローン審査でよくある疑問に答えます。審査前に不安を減らすためにも、基本的なポイントを確認しておきましょう。
マイカーローンが通らない人ってどんな人ですか?
マイカーローンに通らない人は、金融機関から「返済が難しそうだ」と判断された人です。
例えば、年収に対して借入希望額が大きすぎる人や、クレジットカードやローンの支払いに遅れた履歴がある人などが挙げられます。
マイカーローンの正式審査には何日くらいかかりますか?
マイカーローンの正式審査にかかる日数は、金融機関によって異なります。一般的には、必要書類がそろってから3日~1週間程度はかかります。
ただし、書類に不備がある場合などは、審査が長引くこともあります。納車日が決まっている場合は、余裕をもって申込みましょう。
マイカーローンの審査の流れを把握して、計画的に申込もう!
マイカーローンは、手元の資金だけでは足りないときに役立ちます。しかし、車は購入後にも税金や車検費用などの維持費がかかります。審査に通るかどうかだけでなく、家計に無理なく返済できるかを確認したうえで、納得できるローンを選ぶことが大切です。
ローンを選ぶときは、車の販売店ですすめられたディーラーローンだけを見て決めるのではなく、銀行のマイカーローンも比較してみましょう。金利や繰上返済のしやすさなどを比べることで、自分に合ったマイカーローンを見つけやすくなるでしょう。
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