Category カテゴリーから探す

  1. Home
  2. >
  3. マイカーローンの金利相場...
マイカーローンの金利相場は?種類別の目安と選び方のポイント

マイカーローンの金利相場は?種類別の目安と選び方のポイント

マイカーローンを利用する際、借入先によって金利相場は大きく異なります。わずかな金利差でも、総返済額では数十万円の差になることもあるため注意が必要です。 本記事では、マイカーローンの種類ごとの金利相場や特徴を比較しながら、自分に合ったローンの選び方をFPの視点で解説します。

2026年9月1日

Supervisor監修者

内田優帆

ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員一種・二種
内田優帆

(株式会社FPコンサルティング提携)Enphony代表、ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員一種・二種保有。国内大手証券会社を経て2022年に独立系FP事務所Enphonyを設立。個人のライフプランに寄り添った資産運用や家計管理のアドバイスに加え、セミナーや執筆活動などの活動を行っている。 さらにFP業界ではまだ珍しい暗号資産やNFTについても詳しく、自身のサービスで暗号資産決済の導入を2023年から開始。幅広い視点からのアドバイスが可能である。

マイカーローンの金利相場を借入先の種類別に比較

マイカーローンにはどのような種類があるのでしょうか。ここでは大きく銀行系マイカーローン、ディーラーローン、残価設定ローン、自社ローンの4つにわけて解説します。それぞれの特徴や金利の相場を見ていきましょう。

≪銀行系マイカーローン(相場:年1.0%〜4.0%程度)≫

銀行や信用金庫などが提供するマイカーローンです。最大のメリットは金利の低さで、総返済額を抑えやすい点にあります。また、購入時から車の所有者が本人となるケースが多く、ローンの返済中でも売却や買替えをしやすいことも特徴です。

一方で、年収や勤続年数、信用情報(他社からの借入状況や遅延の有無など)などをもとに審査が行われるため、ディーラーローンなどと比べると審査は厳しい傾向があります。

また、融資実行までに時間がかかることもあるため、早めに手続きを進めることが大切です。

≪ディーラーローン(相場:年3.0%〜8.0%程度)≫

ディーラーローンは、自動車販売店が提携する信販会社などが提供するローンです。車の購入手続きと同時に申込みができるため、手間が少なく審査結果も比較的早く分かるのがメリットです。審査結果は最短15分〜1時間程度で結果が出ることもあります。

一方で、金利は銀行系ローンより高めに設定される傾向があります。また、完済まで車の所有権がディーラーにある(所有権留保)のが一般的で、途中で売却や買替えを行う際には一括返済や名義変更などの手続きが必要になる場合があります。

ディーラーローンと銀行のマイカーローンの違いについてより詳しく知りたい方はこちらの関連記事もあわせて参考にしてください。

関連記事
ディーラーローンと銀行のマイカーローンを比較!金利や審査基準の違いを解説

ディーラーローンと銀行のマイカーローンを比較!金利や審査基準の違いを解説

車を購入する時に利用するディーラーローンと銀行のマイカーローンには、それぞれメリットとデメリットがあります。2つを...

≪【比較】残価設定ローン(残クレ)≫

残価設定ローン(残クレ)は、契約時に将来の下取り価格(残価)を設定し、その金額を除いた部分を分割で返済する仕組みです。

例えば、300万円の車で5年後の残価が100万円と設定された場合、残りの200万円を5年かけて返済していくため、毎月の返済額を安く抑えられる点が最大のメリットです。

ただし、契約満了時には残価100万円が残るため、「返却」「買取り」「再ローン」などを選択する必要があります。また、金利は残価も含めた車両総額に対してかかるため、毎月の返済額が安くても利息の総額は通常のローンに比べて多くなる場合があります。

さらに、所有権は完済までディーラーにあり、走行距離制限や原状回復義務などの制約が設けられていることが一般的です。月々の支払額だけでなく、総負担額や契約の条件も確認したうえで検討しましょう。

≪自社ローン(金利0%が多いが手数料などで割高になるケースも)≫

自社ローンは、中古車販売店などが独自に提供する分割払いサービスです。金融機関や信販会社を利用しないため、一般的なローン審査に不安がある方でも利用しやすい傾向があります。

また、パンフレットなどでは「金利0%」と打ち出されていることが多いのも特徴です。

しかし、自社ローンは金利を0%にする代わりに、利息分が車両本体価格への上乗せや保証料・手数料としてあらかじめ組込まれているケースがほとんどです。結果として、通常のローンよりも総返済額は高くなるケースがあります。

さらに、支払期間が1〜3年前後と短く設定されることが多く、月々の負担が大きくなる点や、連帯保証人が必須である点なども要注意です。審査に通りやすいからといって安易に借りるのではなく、しっかりと返済計画を立てたうえで利用を検討しましょう。

固定金利と変動金利の相場と違い

固定金利と変動金利の相場や特徴の違いを見ていきましょう。

・固定金利(相場:年2.0%〜4.0%程度):
完済まで金利と月々の返済額が変わらないため、ライフプランの見通しが立てやすく家計管理がしやすいのが最大のメリットです。

変動金利よりも金利は高い傾向にありますが、将来の金利上昇リスクを避けたい方や、金利上昇局面である、今の金利水準で返済額を確定させておきたい方に向いています。

・変動金利(相場:年1.0%〜3.0%程度)
固定金利より低い金利で借りられることが最大のメリットです。一方で、今後の金利動向によっては返済額が増える可能性があります。そのため、将来の金利上昇も見据え、余裕を持った返済計画を立てることが大切です。

具体的な金額の違いやシミュレーションは次の章で説明します。
また、金利がどのようにして決まるのかについてより詳しく知りたい方はこちらの関連記事もあわせて参考にしてください。

関連記事
マイカーローンの金利はどうやって決まる?仕組みや金利決定のタイミングを解説

マイカーローンの金利はどうやって決まる?仕組みや金利決定のタイミングを解説

マイカーローンを利用する際、特に気になるのが「金利」です。本記事では、マイカーローンの仕組みや金利が決まる流れ、支...

【借入額別シミュレーション】金利で総返済額はどう変わる?

総返済額や月々の返済額は、「借入額」「金利」「返済期間(回数)」の3つの要素によって決まります。特に金利の違いは総返済額に大きく影響するため、借入前にシミュレーションを行うことが大切です。

なお、毎月の負担を抑えるためにボーナス払いを利用する方法もありますが、ボーナスは支給額が変動する可能性もあるので、ボーナスに依存しすぎない返済計画を心がけましょう。

≪借入額200万円・300万円の場合の返済額比較≫

【シミュレーション条件:固定金利、頭金なし、ボーナス払いなし、元利均等返済、返済期間5年(60回)】

借入金額

金利

月々の返済額

総返済額

200万円

年2%

35,056円

2,103,331円

年5%

37,742円

2,264,548円

300万円

年2%

52,583円

3,154,996円

年5%

56,614円

3,396,822円

借入額200万円の場合、金利が3%異なるだけで総返済額に16万円以上の差が生じます。借入額300万円では、その差は約24万円になります。毎月の返済額の差は数千円程度でも、返済期間全体では大きな差になるため、借入先や金利を比較することが重要です。

借入れを検討されている方は一度ご自身でシミュレーションしてみましょう。

足利銀行のマイカーローンシミュレーション

低金利のマイカーローンを選ぶ際の注意点

マイカーローンを比較する際は、金利の低さだけで判断しないことが大切です。適用条件や諸費用、審査基準などによって、実際の負担は大きく変わる場合があります。

≪最低金利が適用されない場合がある≫

低金利のマイカーローンを選ぶ際は最低金利が適用されない場合があることに注意が必要です。
マイカーローンの金利は「年0.9%~4.5%」のように幅を持って表示されることが一般的です。実際の適用金利は年収や借入状況、取引条件などによって決まるため、必ずしも最低金利で借りられるわけではありません。

例えば、「住宅ローンを利用中」「給与振込口座に指定」「ゴールドカード保有」など、金融機関が定める条件を満たした場合にのみ最低金利が適用されるケースがあります。

また、「勤続年数1年以上」「パート・アルバイト・学生は不可」「特定の地域に居住していること」などの申込条件が設けられている場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

≪金利以外の費用も確認しよう≫

ローンを比較する際は、金利だけでなく保証料や手数料も含めた実質金利で比較することが重要です。

金利が低くても、保証料や事務手数料が別途かかる場合があります。
また、車の購入後は自動車税や保険、車検代などの維持費も発生します。

<普通車1台を保有する場合の維持費シミュレーション(地方都市の一例)>

維持費

 

年額

月額換算

税金

約49,000円

約4,100円

保険

約7,9000円

約6,600円

ガソリン代

約120,000円

約10,000円

車検代

約40,000円

約3,300円

駐車場代

約60,000円

約5,000円

合計

約348,000円

約29,000円

※上記は地方都市で普通車を所有した場合の一例です。車種や走行距離、保険内容、駐車場所などによって実際の費用は異なります。
※タイヤ交換やバッテリー交換、故障時の修理費などの臨時費用は含まれていません。

ローンの返済額だけでなく、こうした維持費も含めて無理なく支払える借入額を検討しましょう。

≪金利が低いほど審査が厳しい傾向がある≫

金利が低いローンは、その分審査が厳しい傾向があります。特に銀行などの金融機関では、貸倒れリスクを避けるために、年収や勤続年数、他社での借入状況などが総合的に判断されます。低金利は魅力的ですが、金利だけでなく審査基準や利用条件も含めて比較し、自分に合った借入先を選ぶことが大切です。

マイカーローンを選ぶ際に金利以外に確認したいポイント8選

金利以外の面でも、利便性やご自身のライフプランに合うかを判断するために確認しておきたいポイントがあります。以下8つのチェックポイントをお伝えします。

1.申込みの手軽さ

マイカーローンを選ぶ際は、まず申込みの手軽さを確認しましょう。
お仕事などで平日に銀行の窓口へ行く時間を作るのが難しいという方には、来店不要で申込みから契約まで完結できるWEB完結型のローンもあります。必要書類の提出方法や手続きのしやすさも確認しておきましょう。

2.返済方式

マイカーローンを比較する場合、ローンの返済方式も重要です。
ローンの返済方式には、毎月の返済額(元金+利息)が一定となる「元利均等返済」と毎月返済する元金部分が一定となる「元金均等返済」があります。
借入先がどの返済方式に対応しているかは、事前に確認しておきましょう。なお、足利銀行のマイカーローンでは、「元利均等返済」のみ取扱っています。

3.返済期間の柔軟性

返済期間の柔軟性についても事前に確認しておきましょう。
返済期間(例:7年、10年)が長いほど毎月の返済額は少なくなりますが、支払う利息の合計額は増えます。月々の返済額と総返済額のバランスを考えて選びましょう。また、途中で繰上返済ができるかなど、契約後の柔軟性についてもあわせてチェックしておきましょう。

4.借入上限額

金融機関のマイカーローンには、借入上限額(例:500万円、1,000万円)が設けられています。そのため、借りたい金額が、そのローンの限度額内に収まっているかを事前に確認しておく必要があります。

ただし上限額と、実際に自分が借りられる金額は異なる点に注意が必要です。実際の借入可能額は、ご自身の年収や現在の他社からの借入状況などを総合した審査によって決まります。そのため、借入上限額の範囲内であっても、希望する金額まで借りられない可能性もあります。

5.繰上返済の条件

資金に余裕ができた際に、前倒しで元金を返済する「繰上返済(一部繰上・全額繰上)」の条件も必ず確認しておきたいポイントです。

金融機関によって繰上返済の手数料は異なり、何度でも無料で行えるところもあれば、1回につき数千円から数万円の手数料がかかるケースもあります。

また、店舗の窓口に行く必要があるのか、ネットから手軽に手続きができるのかといった利便性もあわせてチェックし、無理なく返済を進められる先を選びましょう。

6.審査基準

審査基準は借入先ごとに異なります。加えて、申込条件として年齢や年収、雇用形態などが定められている場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

7.マイカーローンの使いみち

検討しているマイカーローンの使いみちがご自身の利用目的に対応しているかどうか、事前に確認しておきましょう。

ローンによっては、車体本体の購入代金だけでなく、カーナビやETCなどのオプション費用、車検代、修理代、さらには運転免許の取得費用や他社マイカーローンからの借換資金など、幅広い用途に対応している場合があります。

8.キャンペーンや特典

金融機関によっては、特定の条件を満たすことで金利優遇などを受けられるキャンペーンや特典を設けていることがあります。こうした特典を上手に活用することで、さらに毎月の返済負担を抑えられる可能性があります。

マイカーローンに関するよくある質問

ここではマイカーローンに関するよくある質問にお答えします。

Q.200万円のカーローンを借りた場合、月々の返済はいくらですか?

A.金利や返済期間によって月々の返済額は変わります。シミュレーションサイトを活用して、事前に月々の返済額や総返済額を確認しておきましょう。

返済期間が5年(60回)と10年(120回)の場合の、毎月の返済額の目安は以下のとおりです。 

返済期間

金利年2%の場合

金利年5%の場合

5年(60回)

35,056円

37,742円

10年(120回)

18,403円

21,213円

詳細なシミュレーションを行いたい場合は、以下のページをご活用ください。

足利銀行のマイカーローンシミュレーション

Q.金利が高くなると返済額に影響はありますか?

A.金利が上がるタイミングで、毎月の返済額と総返済額のどちらも増加します。

マイカーローンの金利相場を把握して自分にあったものを選ぼう!

マイカーローンは借入先によって金利や審査基準、利用条件が異なり、選び方によって総返済額にも大きな差が生まれます。まずはそれぞれの特徴や金利相場を理解し、自分に合ったローンを選ぶことが大切です。

また、目先の金利の低さだけでなく、申込みから審査にいたるまでの手続きの手軽さや、購入後の維持費、将来の金利上昇などを想定して借入先を選びましょう。

車を購入することが目的ではなく、その後も無理なく乗り続けられることが大切です。ライフプラン全体を見据えながら、自分に合ったマイカーローンを選びましょう。

足利銀行のマイカーローンについて
詳細はこちら

商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。