Category カテゴリーから探す

  1. Home
  2. >
  3. かりる
  4. >
  5. マイカーローンの借り換え...
マイカーローンの借り換えはお得?手続きの流れやポイントを解説

マイカーローンの借り換えはお得?手続きの流れやポイントを解説

「マイカーローンの毎月の返済額を減らしたい」と思ったことはありませんか?そのような人は、マイカーローンの借り換えがおすすめです。本記事では、マイカーローン借り換えのメリットや手続きの流れ、銀行選びのポイントを解説します。

2023年8月28日 かりる

Supervisor監修者

苛原 寛

1級FP技能士
苛原 寛

大学卒業後、東京海上日動火災保険株式会社に就職。法人営業部で保険提案を3年間行ったのちに独立。現在はフリーランスとして、お金に関するWeb記事の執筆や個人のライフプランニング作成、実行支援を行っている。

マイカーローンの借り換えとは?

マイカーローンの借り換えとは、新たに金融機関等でローン契約を結び、借入れたお金で利用中のマイカーローンを一括返済する方法です。新たに借入れをしたマイカーローンの金利が前のローンの金利よりも低ければ、返済総額を減らすことができます。

マイカーローンは借入額が高額となる場合も多く、低金利のマイカーローンへ借り換えることで、返済総額を大きく減らせる可能性があります。

マイカーローン借り換えのメリット

利用中のマイカーローンを、新たな金融機関等のマイカーローンに借り換えるメリットを解説します。

返済額が減る

低金利のマイカーローンに借り換えることの大きなメリットは、返済額が減ることです。マイカーローンの金利は、返済総額に大きな影響を与えます。例えば、200万円のマイカーローンを5年間で返済する場合、毎月の返済額と返済総額は以下のとおりです。

マイカーローンの返済額シミュレーション(200万円を5年間で返済する場合)

金利4%

金利3.5%

金利3%

金利2.5%

金利2%

金利1.5%

金利1%

毎月の返済額

3万6,833円

3万6,383円

3万5,937円

3万5,495円

3万5,056円

3万4,620円

3万4,187円

総返済額

220万9,982円

218万3,009円

215万6,242円

212万9,683円

210万3,331円

207万7,186円

205万1,249円

*元利均等返済でシミュレーション

上記のとおり、毎月の返済額の差は小さくても、返済総額では金額差が大きくなることが分かります。例えば金利4%と金利1%の場合では、返済総額に15万8,733円もの差があります。

マイカーローンの借り換えで金利を数%下げることは難しいかもしれませんが、0.5%金利が下がるだけでも返済総額に与える影響は大きいです。支払利息を減らしたい人は、ぜひマイカーローンの借り換えを検討してみてください。

自動車の所有権を自分名義にできる

ディーラーローンを利用している人がマイカーローンへ借り換えた場合には、自動車の所有権を自分名義にできることもメリットです。

ディーラーで車を購入した人は、その場で勧められたディーラーローンを契約した人もいるでしょう。ディーラーローンは一般的に、車の所有者はディーラーやローン会社で設定されます。

マイカーローンの借り換え手続きの流れ

マイカーローンの借り換え手続きをおこなう際の流れは以下のとおりです。

マイカーローンの借り換え手続きの流れ
  1. 借り換えを検討しているカーローン会社で仮審査を受ける
  2. 現在借入れをしているカーローン会社へ一括返済したい旨を伝える
  3. 借り換えを検討しているカーローン会社で本審査を受ける
  4. 借り換えを検討しているカーローン会社から借入れを行う
  5. 現在借入れをしているカーローンの残債を返済する

マイカーローンの借り換えでは、まず借り換え先として検討している会社で仮審査を受けましょう。審査は一般的に、申込者の年収や勤続年数、信用情報などをもとに行われます。

マイカーローンを提供する会社によって、審査基準は異なります。始めに受けたマイカーローンの審査に落ちても、他の会社の審査には受かる可能性もあります。

マイカーローンの借り換え時に必要な書類

マイカーローンの借り換えで、一般的に必要となる書類は以下のとおりです。

マイカーローンの借り換え時に必要な書類
  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 所得証明書(源泉徴収票など)
  • 返済予定表
  • 一括返済のご案内(名称は会社ごとに異なる)

必要書類は金融機関等によって異なるため、案内にしたがって書類を用意してください。

マイカーローン借り換えの際の注意点

マイカーローンの借り換えを行う際に、注意すべき点を紹介します。

借り換えの手数料

マイカーローンの借り換えに際して、手数料が発生することに注意しましょう。発生する主な手数料の種類は以下のとおりです。

マイカーローン借り換えに必要な手数料
  • 収入印紙代:借り換え先のローン契約書に貼る収入印紙にかかる費用。契約方法によっては収入印紙代の負担がない場合もある。
  • 事務手数料:借り換え先の会社が手続きを行うための費用。
  • 一括返済手数料:利用中のカーローンを一括で返済する際に必要な費用。ただし、一括返済手数料が発生しない会社も多い。

マイカーローンを借り換える際には、必ず上記の手数料も含めて考えましょう。毎月の返済額は少なくなっても、手数料を含めた総額の費用で考えると、借り換えをしないほうがお得なケースもあります。

手続きの手間

マイカーローンの借り換え契約には、手続きが必要です。必要書類を集めたり、店頭での手続きが必要な場合もあります。手続き以外にも、複数の金融機関のマイカーローンを比較検討する時間も必要となるでしょう。

また、審査に落ちた場合には再度ほかの金融機関等への申込み手続きを行わなくてはいけません。そのため、マイカーローンの借り換えにはある程度時間と手間が必要であることをあらかじめ理解しておきましょう。

ただし、今はWEBで手続きが完結する金融機関等もあるため、申込先によってはそこまで手間がかからない場合もあります。

車の所有権を確認する

マイカーローンを借り換える際には、車の所有権を確認しましょう。マイカーローンの借り換えを行うには、原則として車の所有者が自分である必要があります。

しかし、ディーラーローンを組んでいる場合には車の所有者がディーラーとなっていることが一般的です。

そのため、ディーラーローンからの借り換えを検討している人は、そもそも別会社のマイカーローンへの借り換えが可能なのかを事前に確認してみてください。

マイカーローンを借り換える際の銀行選びのポイント

マイカーローンの借り換え先となる銀行を選ぶ際に、注目すべきポイントを紹介します。

金利のタイプ

マイカーローンを借り換える銀行を選ぶ際には、金利の種類に注意しましょう。マイカーローンの金利は、「固定金利」と「変動金利」の2種類です。それぞれの特徴は以下のとおりとなります。

マイカーローンの金利の種類
  • 固定金利:返済期間中の金利が一定。
  • 変動金利:市場の金利動向に合わせて、利率が変動することがある。

固定金利はローンを組む際に返済額が確定するため、返済予定を立てやすいのが特徴です。ただし、一般的には、変動金利よりも固定金利の利率は高くなる傾向にあります。

一方で、変動金利は市場の金利に連動するものです。市場金利が低い場合には金利が低くなりますが、金利上昇時には金利が高くなる可能性があります。

ローンの種類によって、固定金利か変動金利かは違うため、自分に合った金利の種類のマイカーローンを選んでみてください。

金利の水準

マイカーローンを借り換える銀行を選ぶ際には、金利水準にも注意しましょう。一般的に、銀行のマイカーローンはディーラーローンなどと比べて金利が低いのが特徴です。とはいえ、銀行のマイカーローンの中でも金利に差はあります。

融資金額によって金利水準が決まる銀行もあるため、ぜひ自分の借入予定額で金利が低くなる銀行を探してみてください。

返済期間

返済期間も、マイカーローン借り換え時に抑えておきたいポイントです。マイカーローンの最大返済期間は、銀行によって異なります。毎月の返済金額をできるだけ少なくしたい人は、最大返済期間が長いマイカーローンを選んでみてください。

ただし、返済期間が長くなるほど支払利息は増加します。そのため、家計とのバランスを見ながら現実的な返済プランを設定しましょう。

来店の必要性

マイカーローンを借り換える銀行を選ぶ際には、手続きに来店が必要かどうかも確認しましょう。最近では、WEBで手続きが完了するカーローンもあります。そのため、手続きに時間をかけたくない人やネットで申込みをしたい人は、WEB手続きが可能な銀行のマイカーローンを選んでみてください。

一方で、対面で担当者に相談しながらマイカーローンを決めたい人は、対面でも対応してくれる銀行を選びましょう。

まとめ

マイカーローンを借り換えることで、毎月の返済額や利息を減らせる場合があります。一方で、マイカーローンの借り換えは手数料や金利の種類などへの注意も必要です。総合的に判断して、自分の条件に合った銀行のマイカーローンへの借り換えを検討してみてください。

商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。