
冷え性が辛い人必見!改善に効く身体があたたまる飲み物を5つご紹介
手足が冷えて辛い、一度冷えるとなかなか温まらないといったお悩みを持つ方は多いのではないでしょうか?疲れや肩こり、めまいなどの不調も、実は冷え性が原因かもしれません。身体を温めるのに役立つ飲み物を手軽に取り入れ、冷え性の改善を目指しましょう。
Supervisor監修者
管理栄養士成松 由佳
大学院修士課程修了後、製薬会社での勤務を経て、フリーランスとして独立。コラム執筆のほか、栄養相談やレシピ開発、ラジオ出演など幅広く活動。食事に悩む時間やストレスを減らし前向きに暮らせるサポートを行う。
- 冷え性とはどんな状態?
- 冷え性の原因
- 冷え性改善におすすめの飲み物5選
- 冷え性改善のために注意が必要な飲み物
- 飲み物以外の冷え性改善に役立つ方法
- まとめ
冷え性とはどんな状態?

冷え性とは、特に病気や身体の異常がないにも関わらず、身体の一部が冷たく感じる状態を指します。特に手足といった末端が冷える場合が多く、身体の中心部と手先、足先に温度差がみられます。温かい環境でも手足の温度が回復しにくいことも特徴です。
ここでは、冷え性でみられる症状や「低体温」との違い、冷え性が身体に及ぼす悪影響について解説します。
冷え性の症状
冷え性では手足の冷え以外にも、さまざまな症状が現れます。特に多いとされる症状は、肩こり、疲れやすさ、頭痛、便秘、腰痛、めまい、ふらつきなどです。気分の落ち込みといった精神面での症状がみられることもあります。
低体温との違い
「低体温」は、体温そのものが低い状態です。肛門に温度計を入れて深部体温を測り、35℃以下の場合を低体温といいます。体の震えや、動きがゆっくりになる、感覚が麻痺するなど、身体の働きが低下します。
一方、冷え性は手足など身体の一部分の温度が低い状態です。体温に関わらず、部分的な身体の冷えを自覚していれば冷え性といえます。
冷え性が体に良くない理由
体の働きは36~37℃で最も活性化されるため、冷えた状態が長く続くことは体の働きを低下させる原因となります。血行不良による肩こりやむくみなどの症状や、免疫力が低下し風邪を引きやすくなるなど、健康を損なうさまざまな症状につながります。
冷え性の原因

身体の中心部で生み出された体温は、血流に乗って手足など身体の末端まで運ばれます。何らかの原因で体温が十分に運ばれないと、身体の部分的な冷えにつながります。ここでは、冷え性の主な原因を3つ解説します。
自律神経の乱れ
自律神経は、血液循環や呼吸など身体の重要な働きに関わっている神経です。交感神経と副交感神経の2種類の神経がバランスをとりながら、身体の機能を細かく調節しています。交感神経が優位になると血管は収縮し、反対に副交感神経が優位になると拡張します。
自律神経のバランスが乱れ、交感神経が優位に働く状態が続くと血管が収縮したままになるため血流が悪くなります。その結果、身体の末端まで体温が届かなくなり、手足が冷えてしまうのです。
衣服による締め付け
衣服による締め付けも、血流を悪化させ、体熱が運ばれるのを妨げる原因です。ズボンやストッキング、ブーツなどによる締め付けを避けることも、冷え性対策には大切です。
筋肉量の低下
筋肉は体を動かすだけでなく、体熱を生み出す働きもあります。筋肉量が低下すると、作られる熱も少なくなるため、冷えの原因となります。
冷え性改善におすすめの飲み物5選

冷え性を改善するには、身体を温めることや血流を上げて体温が末端まで行き届くようにすることが大切です。このような効果を期待するには、どのような飲み物を飲むと良いでしょうか。おすすめの飲み物を5つ紹介します。