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カードローンの審査とは?判断される項目や流れなどをわかりやすく解説

カードローンの審査とは?判断される項目や流れなどをわかりやすく解説

カードローンのお申込時には審査があるため、お金を借りたくても審査に通過しなければカードローンの契約はできません。本記事ではカードローンの審査について説明します。これからカードローンのお申込みを検討されている方は、審査される項目や手続きの流れを知っておきましょう。

2024年5月24日 かりる

カードローンの審査が必要な理由

書類にはんこを捺すイメージ

カードローンを契約していれば、利用限度額の範囲内で何度でも借入れができます。資金の使いみちを限定せず融資が受けられるため、急にお金が必要になったときなどにはとても便利です。

カードローンは銀行や消費者金融で取扱っていますが、どの金融機関でお申込みをしても審査は必須です。まずは、カードローンのお申込時に審査が必要な理由について説明します。

返済能力の有無を確認するため

カードローンの利用にあたり、お申込人の返済能力の有無をしっかり確認する必要があります。

返済能力とは、借りたお金を返す資金を生み出せる力のことです。お申込人に安定した収入があれば、毎月借金の返済ができると考えられます。カードローンの審査ではお申込人の勤務形態や年収、他社借入残高などさまざまな要素を確認し、返済能力の有無をチェックする流れが一般的です。

また、カードローンは担保や保証人なしでお金を借りられます。もし利用者が貸したお金を返さなかった場合、金融機関は担保を売ってお金を回収したり保証人に請求したりできません。金融機関の損失を防ぐためにも、返済能力の確認としてカードローンの審査は必須となっています。

総量規制に違反していないかを確認するため

カードローンの審査では、総量規制に違反しないかどうかの確認も行われます。総量規制とは、貸金業者が個人の年収の3分の1を超える貸付を行うことを禁止する貸金業法上の規制です。たとえば、年収300万円の方の場合、貸金業者で借入れできる金額は100万円までとなります。

総量規制が適用される貸金業者は、主に消費者金融です。クレジットカードの「キャッシング」も総量規制の対象になります。なお、クレジットカードの「ショッピング残高」は総量規制の対象にはなりません。

一方で、銀行カードローンの場合には、総量規制の適用はありません。ただし、借入額が年収に対して多い場合は、カードローンの審査に落ちる可能性が高くなるので注意しておきましょう。

カードローンの審査項目

書類をチェックしているイメージ

カードローンで審査される項目は、お申込人の属性と信用情報の2つに大別されます。それぞれの項目でどんな審査をされるのか、審査基準や注意点を含めて説明します。

お申込人の属性

カードローンの審査では、お申込人の属性で返済能力を判断しています。属性とは、お申込人の年齢や住所、職業、勤務先、勤続年数、年収、居住形態、家族構成など、お申込時に確認する項目です。

カードローンの審査では、属性を項目ごとに点数化する属性スコアリングという方法が行われています。属性はスコアリングの合計点数を基準にし、合計点数が大きいほど返済能力が高いとみなされます。

カードローンを利用できる年収の基準はありませんが、安定した収入は必須です。無職であれば審査に通らず、自営業よりも会社員の方が審査に通りやすくなります。

また、勤務先が大企業かどうかよりも勤続年数が重視されます。勤続年数が長ければ簡単に辞めないと推測されるからです。

お申込人の信用情報

カードローンの審査の際に、各金融機関は必ずお申込人の信用情報を照会しています。

信用情報とは、クレジットカードやローンなど、個人の信用にもとづいた取引の利用情報です。お申込人の信用情報を確認すれば、他社での借入状況や支払状況が分かるため、返済能力を判断できます。

個人の信用情報は、信用情報機関で管理されています。信用情報機関とは、個人の信用情報を共有するため金融機関が共同で設立した機関です。現在、国内にある信用情報機関は以下の3つです。

個人信用情報機関
  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター

各金融機関は、1つ以上の信用情報機関に必ず加盟しています。そのため、個人の信用情報はどこの金融機関からもわかる仕組みになっています。

カードローンの審査の流れ

コールセンターで対応する女性のイメージ

カードローンを申込んだ場合、審査を通過して契約を締結すれば借入れが可能です。ここからは、カードローンの審査の一般的な流れについて説明します。

なお、細かな流れや必要書類などは金融機関によって多少異なります。金融機関のホームページ等に審査の流れや審査基準、注意点などが掲載されているため確認してみてください。

①借入れのお申込み

カードローンのお申込みは金融機関の窓口のほか、電話やFAX、インターネット、郵送などでできます。必要事項を記入して申込みましょう。

②必要書類の提出

カードローンのお申込みの際には、次のような書類の提出が必要です。

必要書類 該当するものの例 備考
本人確認書類 運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、健康保険証 提出は必須
収入証明書類 源泉徴収票、確定申告、所得証明書、一定期間の給与明細 借入額が50万円を超える場合に必要になることが多い

必要書類はインターネットにアップロードするほか、郵送やFAXなどで提出する方法もあります。

③審査・在籍確認

お申込時に記載した項目や提出した書類をもとに、カードローンの審査が行われます。審査の過程では、信用情報機関への情報照会により信用情報をチェックします。銀行カードローンの場合は、反社会的勢力の関係者でないかなど警察庁データベースでの確認も行われるのが一般的です。

また、カードローンの審査では勤務先への在籍確認があります。在籍確認とは、お申込人が申込時に記載した勤務先に本当に勤めているかを確認する手続きのことです。通常は金融機関の担当者名で会社に電話をかけ、お申込人本人を呼び出す方法で行われます。

カードローンの審査にかかる時間は、金融機関によってまちまちです。消費者金融カードローンの場合は、即日審査に対応しているケースが多くなっています。銀行カードローンの場合には、お申込みの翌営業日~2週間程度かかるため早めに申込んでおくと安心です。

在籍確認なしでカードローンの審査は可能?

カードローンの審査では、基本的に在籍確認は必須です。ただし、会社に電話をかけられると困るという人もいるでしょう。

電話での在籍確認の代わりに、書類提出の方法で在籍確認をしてもらえるケースがあります。この場合、健康保険証や給与明細、社員証などを提出することが条件になります。

しかし、書類による在籍確認は必ず対応してもらえるとは限りません。心配な方は、審査を申込むカードローン会社の相談窓口等で相談してみましょう。

④契約・カード発行

カードローンの審査に通過したら、金融機関と契約を締結します。インターネットお申込みの場合は、WEB上で契約まで完了できるケースが多いです。契約締結後にカードが発行され、自宅へ郵送されます。カードが届いたら、金融機関やコンビニのATM、銀行のアプリ等で借入れできます。

金融機関によっては、振込融資に対応しているところも少なくありません。急いでいる場合でも、振込融資を利用すればカード受取る前にお金をスムーズに借りられるでしょう。

カードローンの審査を受ける際の注意点

警告マークを指さすイメージ

カードローンのお申込みをしても、審査に通過しなければお金を借りられません。お申込み前に利用条件や審査内容、審査の流れを確認したうえで、審査に備えた対策をしておくのがおすすめです。以下では、カードローン審査を受けるにあたっての注意点を解説します。

事前に返済計画を立てておく

毎月の収入から返済に回せる金額を考え、返済計画を立てたうえでカードローンを申込みましょう。

カードローンの審査では、借りたお金を返せるかどうかという返済能力の有無を判断します。どう考えても返済できない金額は貸してもらえないため、無計画な借入れは避けてください。

必要書類に不備がないようにする

必要書類の条件や注意点をホームページ等で確認し、不備がないよう事前にしっかり準備しておきましょう。

本人確認書類などの必要書類に不備があると、提出し直さなければならなかったり追加の書類が必要になったりします。審査に時間がかかってしまい、お金が必要なタイミングまでに間に合わない可能性があるため、早くお金を借りたい場合には特に注意しておきましょう。

同時に複数のローンを申込まない

同時に複数のローンを申込むと、審査に通過しにくくなってしまう点にも注意が必要です。

カードローンのお申込履歴は、6ヶ月間信用情報機関に登録されます。審査の過程で信用情報を照会したとき、同時期に複数のローンを申込んでいる履歴が残っていれば、「他社で断られている」「本当に返済能力があるのか」というネガティブな印象を持たれてしまうのです。

どうしてもお金を借りたいのに審査に自信がない場合、複数のカードローンに申込みたくなるかもしれませんが、金融機関から信頼を得るためにも1つに絞って申込みましょう。

過去に延滞等がある場合は信用情報を確認する

クレジットカードやローンの返済ができずに延滞が進んでしまうと、信用情報機関に事故情報が登録されます。信用情報は重要な審査基準です。信用情報機関に事故情報が残っている間は、カードローンのお申込みをしても審査に通らない可能性が高いでしょう。

信用情報機関が事故情報を保有している期間は5年~7年です。過去に他社で延滞や債務整理を行っている場合には、事前に信用情報を確認してから申込むのがおすすめです。信用情報機関は3社ありますが、いずれも本人から情報開示請求ができます。

開示請求の方法は、各社のホームページで確認できます。

株式会社シー・アイ・シー 株式会社日本信用情報機構 全国銀行個人信用情報センター

カードローンの審査に通らない場合の対処法

カードローンの審査に通らなかった場合、カードローンの利用はできません。審査に通らなかったときには、以下のような対処法を考えてみましょう。

カードローンの審査に通らない場合の対処法
  • 借入希望額を低くする
  • 他社借入を返済する
  • 勤続年数が増えてから申込む
  • 信用情報から事故情報が削除されてから申込む
  • 正社員になってから申込む

また、カードローンの審査に1社落ちても他社で審査に通る可能性はあります。とはいえ、審査に落ちてからすぐに別のカードローンに申込んでも審査に通りにくくなるため、6ヶ月以上期間をあけてから申込むようにしましょう。

まとめ

コールセンターで対応する2名の女性のイメージ

カードローンは審査に通らなければ利用できません。カードローンをスムーズに利用するためにも、事前に審査基準や審査内容、審査の流れ、注意点などを知って対策をしてから申込みましょう。

自由な目的で利用できるローンには、フリーローンもあります。カードローンとフリーローンの違いについては、以下の記事を参考にしてください。

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