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冷凍できる野菜には何がある?保存のコツと解凍方法もあわせてご紹介

冷凍できる野菜には何がある?保存のコツと解凍方法もあわせてご紹介

安いときに思わず大量買いしがちな野菜ですが、すべてを使い切れずに困った経験をした方は多いのではないしょうか。そんなときは、便利な「冷凍保存」で野菜を長持ちさせるのがおすすめです。今回は、冷凍できる野菜の種類について解説します。冷凍のコツや解凍方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

2024年6月25日 くらす

野菜を冷凍するメリットとは?

カゴに入った生野菜のイメージ

野菜は生のままはもちろん、炒め物や煮込み料理などの多彩な料理に活用できますが、買ってすぐに冷凍保存することでさまざまなメリットを得られます。

長期間保存できる

野菜を冷凍することで、冷蔵保存するときよりも長期保存できる点は大きなメリットといえるでしょう。野菜の種類によって多少異なりますが、一般的に野菜を冷蔵庫で保存する場合は3週間程度保存できるといわれています。

参照:農林水産省「簡単な冷凍ワザ」で、野菜を新鮮に!おいしく!

そのため、旬の美味しい時期や価格が安いときに大量買いした野菜を長く楽しみたいときには、冷凍保存がおすすめです。

調理時間を短縮できる

野菜を冷凍保存しておけば、調理時間を短縮できるというメリットもあります。あらかじめ扱いやすいサイズにカットしたうえで冷凍保存しておけば、鍋や電子レンジにそのまま入れて時短調理ができます。

また、冷凍すると野菜の内部の繊維が壊れるため、生で調理するときよりも素早く味がしみこみやすくなります。冷凍野菜のストックを準備しておくことで、忙しい日の食事の用意で重宝するでしょう。

冷凍保存に向いている野菜・不向きな野菜の特徴

野菜室に詰め込まれた野菜のイメージ

野菜を冷凍保存することで、いつもの調理を効率的に進められます。しかし、すべての野菜が冷凍できるわけではありません。ここからは、冷凍保存に向いている野菜と不向きな野菜の特徴をそれぞれご紹介します。

冷凍保存に向いている野菜

冷凍保存に向いているのは、水分や繊維が少ない野菜です。野菜の中の水分や繊維が少ないと、本来の色や食感をキープしたまま冷凍できます。新鮮なうちに素早く冷凍しておけば、さまざまな料理に活用できるでしょう。

なお、冷凍保存に向いている野菜でも、種類によってはそのまま冷凍できるものや下茹でが必要なものなどがある点には注意が必要です。

冷凍保存に不向きな野菜

水分や繊維の量が多い野菜は、基本的に冷凍保存には不向きです。水分量が多いと冷凍に時間がかかるため、野菜の味や質が低下したり食感が悪くなったりしてしまいます。

また、繊維が多い野菜については冷凍した際に繊維の周辺が空洞化するため、筋っぽい食感に変化する傾向があります。

ただし、繊維が多くても、潰したり薄くカットしたりすることで冷凍保存が可能な野菜もあるため、一概には言い切れません。それでは、具体的にどんな野菜が冷凍保存できるのか解説していきます。

【冷凍できる野菜】葉物類

刻まれた冷凍野菜のイメージ
【冷凍できる野菜】葉物類
  • キャベツ
  • 白菜
  • ほうれん草
  • ねぎ
  • ニラ

葉物類の野菜には多彩な種類がありますが、上記の野菜をはじめとした一部の野菜については冷凍が可能です。

根菜類や果菜類に比べると下処理が簡単なものが多く、冷凍後は1ヵ月ほど保存が可能なため、初めて野菜の冷凍保存に挑戦する人は葉物類から挑戦してみましょう。

葉物類の野菜の特徴

葉物類の野菜の特徴は、使いやすい大きさにカットするだけで、生と茹で野菜のどちらでも冷凍保存しやすい点です。上記の野菜のなかでも、特にキャベツや白菜は解凍後はしんなりとした食感になり、そのまま炒め物やスープなどの多彩な料理に活用できます。

【冷凍できる野菜】根菜類

冷凍保存されているパック詰め野菜のイメージ
【冷凍できる野菜】根菜類
  • 玉ねぎ
  • じゃがいも
  • さつまいも
  • にんじん
  • れんこん

冷凍できる根菜類は、主に上記のような野菜が挙げられます。根菜類は冷凍して活用するイメージをあまり持てないかもしれませんが、あらかじめ扱いやすいようにカットしておくことで冷凍保存できる野菜が多いです。

根菜類の野菜の特徴

根菜類の野菜に共通していえる特徴は、冷凍することでシャキシャキ食感が落ちる傾向がある点です。しかし、煮込み料理や炒め物用の食材として使うと、食感の変化が気になりにくくなります。冷凍した根菜類は葉物類と同様、1ヵ月程度の保存が可能です。

上記の根菜類のうち、特に玉ねぎについては冷凍しておくことで火が通りやすくなるだけでなく、味が染み込みやすくなります。あらかじめカットしてから冷凍しておくことで、より調理しやすくなるでしょう。

【冷凍できる野菜】その他

保存容器に入っている野菜のイメージ
【冷凍できる野菜】その他
  • トマト
  • ブロッコリー
  • なす
  • もやし
  • かぼちゃ

葉物類や根菜類以外にも、果菜類や茎菜類と呼ばれる野菜のなかにも冷凍できるものがあります。主に上記の野菜が該当しますが、それぞれ異なる下処理が必要になるため、冷凍したい野菜がある場合には、あらかじめチェックしておきましょう。

その他の野菜の特徴

その他として挙げている野菜は、葉物類や根菜類に比べると繊維の量が比較的多く、食感が悪くなりやすい点が特徴です。

上記の表で挙げている野菜のなかでも特にトマトやブロッコリー、かぼちゃはそのまま冷凍すると食感が悪くなる傾向があります。加熱したり潰したりしてから冷凍し、解凍後は煮込み料理やソースなどに活用するのがおすすめです。

なすについては、まるごとでも輪切りにしても冷凍保存できる野菜ですが、解凍時に大量の水分が出てくるため、炒め料理には不向きとされています。まるごと冷凍した場合は煮浸しに、輪切りの場合はカレーや麻婆茄子などに使うとよいでしょう。

野菜を冷凍するときのコツとは?

冷凍保存されているカット野菜を取り出すイメージ

野菜を冷凍保存する場合、あらかじめ食材ごとの保存のコツを押さえておくことで、食感や栄養をキープできます。さらに、調理時により扱いやすくなるといったメリットもあります。

小分けにして保存する

1つ目のコツは、小分けにして保存することです。一度冷凍した食材を何度も解凍や再冷凍を繰り返すと、味や食感が劣化してしまい、美味しくなくなる場合があります。

食材はあらかじめカットしておき、タッパーや保存袋などで個別に分けて保存するのがおすすめです。調理の際は必要な量だけ解凍できるようになるため、時短で便利です。

食材をカットする際には、用途や調理方法に合わせてみじん切りや薄切りなどカット方法を変えてみましょう。個別に保存する際には、自分が使いやすい分量に分けてください。

必要に応じて下処理を行う

2つ目のコツは、必要に応じて下処理を行うことです。野菜は冷凍保存できるとはいえ、すべての野菜がそのまま冷凍庫に入れられるわけではありません。

野菜によってはまるごと冷凍することで色や食感が悪くなったり、解凍後の調理が難しくなったりする場合があります。

例えば、にんじんは冷凍できる野菜の1つですが、そのまま冷凍すると筋っぽい食感が目立ちやすくなります。そのため、冷凍保存する際には千切りや薄切りなど、食感が分かりにくくなる下処理を施す必要がある点には注意しましょう。

このように、野菜の特徴や調理方法に合わせて「すりおろす・下茹でする・小さく切る」といった下処理を欠かさないことが、冷凍保存のコツです。

野菜についた水分はよく拭き取っておく

3つ目のコツは、野菜についた水分はよく拭き取っておくことです。表面に水分が残ったまま冷凍すると、野菜同士がくっついて固まってしまい、下処理でカットしていても扱いにくくなります。

冷凍できる野菜を冷凍庫へ入れるときは、キッチンペーパーなどで表面に付着している水分を取っておくのがおすすめです。

できるだけ早めに冷凍保存する

4つ目のコツは、できるだけ早めに冷凍保存することです。冷凍に時間がかかってしまうと、食材内の水分を吸収して大きくなった氷の結晶が野菜の繊維や細胞を破壊することで、食感や味が劣化するといわれています。

野菜を素早く冷凍できるよう、保存容器に入れる際にはキッチンペーパーを敷いてから、野菜同士が重ならないように並べて保管するのがおすすめです。また、茹でた野菜であれば粗熱を取ってから冷凍することでも冷凍時間を短縮できるため、ぜひ実践してみてください。

冷凍野菜の解凍方法は?

冷蔵保存されている野菜のイメージ

冷凍野菜は保管方法だけでなく、解凍方法にもこだわることで生と同じような味や食感を楽しめます。ここからは、冷凍野菜の正しい解凍方法について解説します。

下茹でした野菜は流水で解凍する

茹でた野菜を解凍する場合は、流水に当ててゆっくり解凍しましょう。基本的には冷凍時に使った保存袋に入れたまま流水に当てますが、水またはお湯を入れたボウルに食材を浸せばより素早く解凍できるため、急いでいるときには活用してみましょう。

野菜の解凍が完了したら、食材の水気をしっかり切ってから調理を始めてください。

生で冷凍した野菜は加熱して解凍する

生のままで冷凍した野菜については、凍ったまま調理し「加熱解凍」をするのがおすすめです。特に冷凍野菜を炒め物に使う場合、冷凍のままフライパンで加熱することで解凍時にかかる野菜へのダメージを抑え、味を生かして調理できます。

解凍を急ぐ場合は、電子レンジを併用するのもおすすめです。冷凍した野菜を耐熱容器に移し、電子レンジ内で容器の位置をこまめに変えながら30秒程度加熱します。電子レンジの「半解凍」ボタンを使用するのもよいでしょう。

おろし・刻み野菜は自然解凍する

ねぎや生姜など、おろしたり刻んだりして冷凍した野菜については、料理にそのまま盛り付けて自然解凍するのがおすすめです。細かくカットされた野菜は解凍スピードが早いので、冷凍庫から出すタイミングは料理を食べる直前で問題ありません。

また、葉物類の冷凍できる野菜のうち、小松菜などの茎が柔らかいものについても常温での自然解凍がおすすめです。

まとめ

保存容器に入っているカット野菜のイメージ

葉物類から根菜類まで冷凍できる野菜の種類は多く、上手く冷凍保存を活用していけば、美味しい野菜を長く楽しめるでしょう。

今回ご紹介した冷凍できる野菜の種類や冷凍・解凍のコツを参考にしながら、ぜひ野菜の冷凍保存に挑戦してみてください。

野菜の冷凍保存は食費の節約術の1つとしても人気の方法ですが、他にも簡単に食費を節約できる方法やコツがあります。以下の関連記事では、食費を節約するコツをご紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。

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