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1年間で100万円を貯金する方法8つ!達成のコツを知って計画的に目標を達成しよう

1年間で100万円を貯金する方法8つ!達成のコツを知って計画的に目標を達成しよう

1年間で100万円を貯金することは可能なのか、気になる方もいるのではないでしょうか。結論からいうと、1年間で100万円を貯金すること自体は不可能ではありません。とはいえ、貯金のコツや戦略を考えたうえで計画的に進めていく必要があります。この記事では、1年間に100万円を貯金するための現実的な方法や戦略について詳しく解説します。

2024年3月27日 ためる・ふやす・そなえる

1年間で100万円貯金するためには毎月いくら必要?

最初に、1年間で100万円貯金するためには、毎月いくら積立をすればよいか解説します。

ボーナスがある場合は毎月およそ5万円

ボーナスがある会社に勤めているなら「毎月5万円+夏・冬のボーナスから20万円ずつ」を積み立てることで、100万円を貯金できます。厚生労働省の調査によれば、2022年度の賞与支給のある事業所における一人当たりの夏季賞与(ボーナス)は平均して38万9,331円とのことでした。

出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和4年9月分結果速報等 表2 令和4年夏季賞与の支給状況」

「夏・冬のボーナスから20万ずつ」と聞くと高額に感じるかもしれませんが、決して非現実的な数値ではないことがわかります。

もしボーナスから20万円を捻出することが難しい場合は、毎月の収入から貯金する額を5万円より増やして調整しましょう。

ボーナスがない場合は毎月およそ8万円

ボーナスがない場合は、月8~9万円を貯金する必要があります。手取り収入の3割を貯金に回すと考えた場合、毎月26万円~30万円の収入がないと厳しい計算になります。

不可能とまではいい切れませんが、一人暮らしだったり物価の高い地域で生活していたりする場合は、家計の見直しや節約に励む必要があるでしょう。

今よりも家賃の低いところに引っ越す自炊を多めにするなど、できるだけ支出を抑えることが大切です。

100万円貯金するメリットとは?

ここからは、1年間で100万円を貯金するメリットについて解説します。

精神的な余裕ができる

1年間で100万円を貯金すると、精神的な余裕ができます。

100万円は十分まとまった金額といえるので、もし急な離職で明日からの仕事がなくなってしまっても、「ある程度まとまったお金があるから、しばらくは貯金を切り崩しながら転職活動に専念しよう」と慌てることなく対応できます。

このように経済的な余裕によって心にゆとりが持てると、どんな状況の変化でも前向きに捉えて突き進めるでしょう。

急な出費にも耐えられる

急な出費に耐えられることも、1年間で100万円を貯金するメリットの一つです。

急な出費のために確保しておくべき貯金のことを「生活防衛費」といいますが、一般的には毎月の生活費の3ヶ月~1年分を貯めておくのが望ましいとされています。

仮に1ヶ月の生活費が20万円の場合、100万円貯金があれば5ヶ月分の生活費が貯まっている計算になります。毎月の生活費が著しく高額でない限り、100万円は生活防衛費として十分に機能する貯金額といえるでしょう。

1年間で100万円貯金する方法8つ

1年間で100万円貯めるには、貯金のコツをつかんだうえで複数の方法を組み合わせることが重要です。具体的に取り入れて欲しい方法やコツとして、以下の8点をご紹介します。

①収入の使い道を考える

まず、毎月自分にどのぐらい収入があるのかを正確に把握するのはもちろん、「その収入に対して、今月は何にいくら使うか」をしっかり考えましょう。

「入ってきた分を毎月なんとなく使っていて、何にどのくらいの出費があったか覚えていない」という方は要注意です。

②先取り貯金をする

お金を貯めるためには、先取り貯金を心がけましょう。「毎月○万円貯める」と決めたら、収入から貯金額を引いた残りの部分を生活費に回すことが基本です。毎月一定額を強制的に貯金に回すので、着実に100万円に近づくというメリットがあります。

ただし、収入に対する貯金の割合が大きすぎると生活を圧迫しかねないので、最初は無理のない範囲でスタートして、少しずつ貯金額を増やしていくと長続きしやすいでしょう。

また、先取り貯金をした残りが生活費となるので、食費や交際費などカテゴリごとに毎月の予算を決めてやりくりしましょう。

③毎月の支出を見直す

計画的に100万円を貯金するためには、毎月の支出が収入を下回る必要があります。そのため、毎月の支出で今よりも抑えられるところはないか見直してみましょう。

特に食費は、スーパーの特売日やタイムセールのタイミングを狙ったり、外食を減らしたりするとカットしやすいところなので、一度見直してみるのが大切です。

④固定費の見直しをする

毎月の支出の大幅カットが期待できるコツの一つが、固定費の見直しです。具体例をいくつかご紹介します。

固定費を見直す方法の例
  • 携帯電話のプランを変更する
  • 家賃が安いところに住み替える
  • ガス・電気会社のプランを変更する
  • 保険の見直しをする

固定費は、一度見直せば節約効果が長く続くことが大きなメリットです。変動費の節約に比べると比較的簡単で、無理なくできるのでぜひチャレンジしてみましょう。

⑤外食やデリバリーはルールを決めて使う

外食やデリバリーは、頻繁に使っているとどうしても費用がかさむためルールを決めて使いましょう。ルールの具体例をいくつかご紹介します。

外食やデリバリーのルールの具体例
  • 週1回ごほうびとして使う
  • 休日に夜まで外出する予定があった場合に使う
  • 気が進まない誘いは断る

100万円貯金を目指す節約のコツとして、レトルト食品や冷凍食品は外食やデリバリーに比べて一食あたりの費用が抑えられるので、適度に活用するとよいでしょう。短時間で作れる簡単な料理のレパートリーを増やすのも節約にプラスになります。

⑥家計簿をつける

できる範囲でよいので家計簿はつけましょう。なぜなら、収入の使い道を考えたり毎月の支出を見直したりなど、家計管理のためには「自分が何にいくらお金を使っているか」というデータが必要だからです。家計簿はどのような形式でつけても構いません。ノート形式のものに手書きしたり、アプリを使ったりなど、自分に合った方法を選びましょう。

⑦ポイントやクーポンを上手に使う

ポイントやクーポンも上手に使えば節約につながります。ただし、ポイントやクーポン獲得のために不要なものまで買うのは本末転倒なので気をつけましょう。

また、クレジットカードを選ぶ際はポイント還元率もチェックが必要です。ポイント還元率とは、カードの利用額に対して付与されるポイントの割合を指します。つまりポイント還元率が高ければ、利用額が同じでもより多くのポイントが受け取れます。

クレジットカードをよく利用する方や、ポイントを活用した節約を検討している方は必ずチェックしましょう。

⑧フリマアプリやクラウドソーシングで稼ぐ

フリマアプリやクラウドソーシングでお小遣いを稼ぐのも、貯金を増やすために取り入れてほしい方法の一つです。フリマアプリで不用品を売れば、部屋の片づけにもなって一石二鳥になります。

また、クラウドソーシングには、アンケートや簡単な文章の作成など短時間でできるものがたくさん掲載されています。単価は決して高くありませんが、通勤時間などの隙間時間にできるという手軽さも大きなメリットです。

1年間で100万円貯金するためのマインド

1年間で100万円貯金するためには、自分のマインドを上手に保つのもコツです。ここでは、100万円貯金を達成するために心がけて欲しい3つのマインドをご紹介します。

何のために貯めるかを考える

何のために100万円を貯めるのか、具体的な目的を考えましょう。「結婚式を挙げたいから」「休みに旅行に行きたいから」など自分のライフスタイルに沿った理由で構いません。

お金を貯めるためには、ある程度の戦略と我慢が必要です。「自分はこうしたいからお金を貯める」というはっきりした目的がないと、行動を変えられず目標も達成できません。

明確な目標があれば節約を前向きに捉えられるので、1年間で100万円貯金を始める前にまずはゴールを設定しましょう。

無理なく続けられる計画を立てる

無理なく続けられる計画を立てるのも重要です。お金を貯めるには無駄な出費を減らすなどある程度の我慢は必要ですが、生活の質が著しく落ちるような無理な計画を立ててしまうと、途中で心が折れて貯金が続かなくなってしまうのでおすすめしません。「1年で100万円」にこだわり過ぎず「1ヶ月○円なら貯められそう」と考え、家計管理や節約に取り組むようにしましょう。

他人と比べ過ぎない

他人と比べ過ぎないのも大切なマインドです。SNSなどで「毎月の食費を2万円に抑え、1年間で100万円の貯金を達成!」といった書き込みを見ると、焦ってしまうこともあるでしょう。

しかし、その人が「実家が農家で、お米や野菜は基本的に無料で分けてもらっていた」としたら、生活費を抑えられるため貯金の難易度も下がるはずです。

人それぞれ背景が違う以上、比較して落ち込む必要はありません。焦らず、地道に、自分のできる範囲で目標金額の貯金を達成するのを目指しましょう。

100万円貯金している人の割合

実際のところ、どれだけの人が100万円以上貯金しているのかを公的なデータを用いて確認してみましょう。ここでは、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」のデータをご紹介します。

まず、一人暮らしの場合について解説します。20代~30代の各年代における預貯金を含めた金融資産保有額について、回答は以下のように分布していました。

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 各種分類別データ(令和4年)」

二人暮らし以上の場合は次の通りです。

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]各種分類別データ(令和4年)」

20代の場合、全体の3~4割が貯金100万円未満と考えて構いません。30代になるとやや変わってきますが、それでも貯金100万円未満の分布割合が多い結果になっています。

1年間で100万円を貯めるなら資産運用を取り入れよう

効率的に貯金したいなら、資産運用を取り入れるのも一つの方法です。毎月5万円を1年間積立すると60万円ですが、利回り3%で資産運用をした場合1年で61万8,000円になります。

必ず「1年間で100万円貯金できる」とはいえませんが、上手に資産を増やせる方法といえるでしょう。

NISAを使ってみるのもアリ

より効率的に増やすためには、NISAを使ってみるのもおすすめです。NISAとは「少額投資非課税制度」のことです。NISA口座を使い、一定の条件を満たす形で金融商品に投資をすれば、配当や運用益、売却益に税金がかからなくなります。

NISAについては以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

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まとめ

1年間で100万円を貯金するのは簡単ではありません。しかし「なぜ100万円貯金したいのか」という目標をしっかり持ち、複数の節約方法や貯金のコツを組み合わせて取り組めば達成できるでしょう。

また、1年間で100万円は無理だったとしても、少しでも貯金できたなら決して無駄ではありません。「100万円貯金できなかった」というネガティブな面に目を向けるのではなく、「これだけ貯金できた」というポジティブな面に目を向けましょう。

自分に合った方法を取り入れ、前向きなマインドで毎日コツコツと100万円貯金のゴールを目指していきましょう。

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