足利銀行の健康経営の取り組みについて
健康経営宣言
足利銀行は、従業員ならびにその家族が心身ともに健康であるとともに、働きやすい職場環境を実現することが、地域社会のすべての人々の豊かさの創造に寄与するものと考えております。組織一体となり、健康の維持・増進および様々な環境の従業員が活躍可能な組織づくりに取り組んでまいります。
推進体制

重要推進施策
●からだの健康促進
- 従業員および家族の人間ドックの受診率向上
- 定期健診・人間ドック有所見者の精密検査受診率の向上
- 健康アプリによる生活習慣改善、健康増進事業への参加促進
- 特定保健指導の取り組み強化
●こころの健康促進
- メンタルヘルス障害の予防
- セルフケア・ラインケア研修の実施
- 病気休職者の復職支援・フォロー、相談窓口の設置
●働きやすい環境づくり
- 長時間労働是正への取り組み
- ワークライフバランスの促進
健康指標
●重点項目
| 項目 | 目標値 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
|---|---|---|---|---|
| 定期健康診断受診率 | 100% | 99.9% | 100.0% | 100.0% |
| 人間ドック受診率 | 75% | 71.0% | 70.0% | 72.4% |
| 精密検査受診率 | 60% | 62.6% | 55.9% | 59.5% |
| ストレスチェック受検率 | 90% | 98.8% | 99.0% | 98.4% |
| 前年度比総労働時間削減率 | 前年度比5%削減 | ±0% | -2.4% | ±0% |
| 平均年次有給休暇取得率 | ー | 67.6% | 68.2% | 69.8% |
| 平均年次有給休暇取得日数 | ー | 13.1日 | 13.2日 | 13.4日 |
●その他の健康課題(健康スコアリングレポートより抜粋)
- 対象者:40歳以上の被保険者
| 項目 | 業態平均 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|---|
| 特定保健指導実施率 | 48.8% | 45.8% | 57.3% | 52.3% |
| 喫煙率 | 16.2% | 13.2% | 13.2% | 13.1% |
| 適切な運動習慣者比率 | 32.7% | 26.5% | 26.6% | 27.0% |
| 適切な食事習慣者比率 | 52.4% | 55.9% | 54.2% | 55.2% |
| 適切な飲酒習慣者比率 | 89.8% | 93.4% | 93.1% | 93.0% |
| 適切な睡眠習慣者比率 | 63.0% | 69.7% | 67.4% | 66.1% |
その他の取り組み
●からだとこころの健康支援
- 従業員の健康管理意識の高揚をはかるため、健康保険組合、職員組合、銀行によるエクササイズ等の運動機会や研修動画を提供
- 女性が働き続けるためのヘルスリテラシー向上に向けた支援(若手女性向けの簡易ドック・リーフレットの提供、性差理解のための動画提供他)
- 心身の不調を予防するための健康支援(高リスク者への保健指導、特定保健指導の利用推奨、産業カウンセラー協会による動画の提供、セルフケア・ラインケアの研修他)
- 心身の不調による休職者への復職支援、新卒・既卒・中途入行者の相談窓口の設置、サポート体制の強化
- ルーキーサティスファクションプラン
- 新入行員の時から保健師と接点を持つことで、精神面・身体面での不調を相談しやすい環境を整え、早期発見・対応することで新入行員の離職防止とリスク低減を図る取り組み。
- 心身の継続的なサポートにより個々のエンゲージメントの向上と自律的行動の支援を行っている。
【入行1年未満の離職率】実施年度 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
(9月末現在)離職率 7.9% 3.2% 6.1% 0.0%
- ブルーラインプロジェクト
- ストレスチェックにおいて、総合健康リスクが高い部署に「心と体の健康職場づくり調査票※1」を使用し、自律的な改善活動を推進する取り組み。
- 保健師による個別ヒアリングにより、職場内環境改善におけるPDCAサイクルの活性化、職場内ミーティング、コミュニケーションの増加等に効果。また、カウンセリング効果により、抱え込んでいる悩みや不安・不満を吐き出すことで高ストレス者数が減少。
【当行全体の総合健康リスクポイント】実施年度 2024年度 2025年度 総合健康リスクポイント※2 82 81
【実際に取組を行った部署の総合健康リスクポイント(全国平均100)】A支店 B支店 C支店 2024年度 123 114 107 2025年度 84(-39P) 85(-29P) 79(-28P) - “メンタルヘルスアクションチェックリスト”と“MIRROR(メンタルヘルス改善意識調査票)”を参考に当行の業務に合わせて改善したオリジナル調査票。
- 総合健康リスクポイントは全国平均を100として点数が低ければ低いほど良い職場環境であることを示す。
●働きやすい環境づくり
- フレックスタイム制勤務の導入により多様な働き方が実現し長時間労働が是正
目標 総労働時間前年度比5%削減 - ワークライフバランスを支える制度
- 結婚休暇、産前・産後休暇、配偶者出産時休暇、子の看護休暇、ライフサポート特別休暇、ウェルネス休暇、介護休暇、育児休職、介護休職、不妊治療休職 等
- 育児・介護のための短時間勤務制度、チャイルドケア勤務、介護勤務制度
- 健康リテラシーの向上
性差による体調変化の仕組みを学び、全員が働きやすい環境を整備することを目的に動画研修を実施。
【受講者の声】
- 男女の性差の理解を深めないといけないと感じた。男性にとって女性の身体、特に生理など性に関する特徴は理解が乏しいほか、若い行員に対しては聞きにくい、相手も言いにくいといった領域であるため、互いに話せる雰囲気を構築していきたいと感じた。
- 男女の違いについては漠然との理解であったが、今回の研修によりホルモンの変化による影響が仕事や生活に大きく影響することを認識し、部下の顔色などをこれまで以上によく観察し、いつもとの変化などに気が付くよう心掛けたいと思った。
- その他施策
2018年6月 時間外上限目安を設定(健康障害防止対策 産業医の面接指導対象拡大)
2019年2月 フレックスタイム制勤務導入
2019年2月 勤務間インターバル導入
2020年4月 時間単位休暇の導入
2021年4月 「スマートワーク運動」の展開
2022年1月 在宅勤務制度正式導入
2025年4月 「ウェルネス休暇」の導入
●その他公表内容
- 栃木県「健康経営セミナーIN栃木」健康経営の取り組みに関する事例発表他
- 栃木県「2019年度がん患者の治療と仕事の両立支援セミナー」企業取組紹介他
- とちぎSDGs推進企業登録制度における具体的な取り組みとして健康経営を明示
●主な外部評価
| 外部評価内容 | 説明 | 認定元 |
|---|---|---|
![]() えるぼし(3段階目)認定 |
女性の活躍推進に関する取り組みの状況などが優良である企業が認定 えるぼし3段階目:5項目の認定基準を全て満たし、その実績を「女性の活躍推進企業データベース」に毎年公表している企業が認定 |
厚生労働省 |
![]() プラチナくるみんプラス認定 |
育児と仕事の両立支援に関する取り組みの状況が優良である企業が認定 プラチナくるみんプラス:認定を受けた企業のうち高水準の取り組みを行い一定基準を満たしていることに加え、不妊治療と仕事の両立支援、環境整備に取り組む企業が認定 |
厚生労働省 |

