地域の豊かさをつくる人々
新入行員座談会

就職活動から行員一年目までを振り返ってもらいました。

今年も希望に胸を膨らませ、当行での歩みを始めた新入行員たち。
彼ら彼女らの中には新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、就職活動中に当行職員と対面で会うことなく入行が決まった者もおり、
同期入行の仲間とも研修で初めて顔を合わせることになりました。
本店営業部に配属された5人の新入行員に、どのように就職活動と向き合い、
当行への入行に至ったか、そして新社会人、銀行員1年生として、どのような日々を送ってきたのかを語り合ってもらいました。

高橋梓

Takahashi Azusa

政治経済学部

佐々木湧大

Sasaki Yudai

経済学部

落合美帆

Ochiai Miho

社会福祉学部

板橋雄太

Itabashi Yuta

商学部

阿部裕介

Abe Yusuke

経営学部

阿 部 私たち同期は大学3年〜4年の就活期間をほぼコロナ禍で過ごしました。当行もそうですがインターンシップから説明会、面接まで一度も会社に行くことなく内定をいただくこともあったと思います。私はオンライン面接がやりにくくて苦労しました。スマートフォンで面接を受けていましたが、カメラのレンズに向かって話すのに慣れず、自分がどんな表情に見えているのか不安で仕方ありませんでした。皆さんはどうでしたか。

落 合 私もオンライン面接は苦手でした。阿部さんと同じでスマートフォンからWeb接続していましたが対面のように目線を合わせるのが難しくて…。大学の先生に自分のオンライン面接の話し方を見ていただき、アドバイスを受けました。当行ではありませんが、一次面接は対面で行ったのに二次面接以降、オンラインに切り替える会社もあり対応に戸惑うことがありました。

佐々木 私は意外とオンラインの就活は好きでした。確かに面接は最初少し不安でしたが慣れてくると対面よりも緊張しないなと感じました。自宅からパソコンでつないでいましたが、周囲が普段の環境なので自然に臨めました。それと対面と比べて面接官の方から圧を感じないというか、オンラインの方が適度な距離感があり話しやすかったです。時間をかけて現地へ行かなくてもよいメリットも大きいと思いました。

板 橋 私もオンライン面接自体はそれほど抵抗がなかった方です。友だちに見てもらい意見を聞いて、十分練習して臨んだのでその点は大丈夫でした。勝負はどう質問に答えるか、何を話すか、結局は対面と同じですね。面接前に企業研究をして対策しても、なかなか想定問答のようにはいかない。特に当行の面接はどんな人間なのかを見ようとしている感じで、自分の言葉で話せることが大切だと思いました。

高 橋 私も採用面接を何社か受けた中で当行は、その人の人柄や中身を見ているのかなと感じました。作った自分ではダメで本当の言葉で話しているのか、どこまで自分自身を理解しているのかを見られていたと思います。私は就活に入る際に自己分析をして、ある程度自分はこうありたいというビジョンと意志は持っていたので、それはしっかり伝えられたと思います。皆さんは当行の面接の時にどんな話をしましたか。

阿 部 思ったより緊張せず色々な話ができました。面接というより雑談みたいな感じでした。ただ緊張しないのと、緊張感がないのは違うので変にくだけすぎないように気をつけました。話題は主に私の趣味や大学時代に取り組んだことです。大学で専攻した会計や簿記取得など勉強のことも話しましたが、大半は趣味の話です。私はドッジボールの社会人チームに所属して関東一部リーグで戦っていたのですが、その話題が中心でした。大学生がやるスポーツとしては珍しいためか興味を持ってもらえたようでした。活動を通して30〜40代の社会人の方ともつながりができた経験などを話しました。

落 合 私はアルバイトの話をたくさんしました。遊園地で長い間アルバイトをしていたのですが、そこで身につけたことや遊園地での仕事がきっかけになって他の会社の経理のアルバイトも誘っていただき掛け持ちで頑張ったこと、そこから大学の専攻とは異なる会計や金融の分野に興味を持った話をしました。実際に私はアルバイト経験から学んだことが当行の志望動機につながっているので話しやすかったです。

佐々木 私も当行の面接はフランクな印象を持ちました。パソコンの画面越しで雑談をするような感覚で堅い話はなく勉強のこともあまり話していません。自分の特技であるサッカーの話が中心でした。私は高校の時、埼玉県の強豪校でプレーし、大学時代はそれを生かして小学生向けのサッカースクールでコーチのアルバイトをしていましたが、その経験談を話しました。面接前は自己PRや志望動機などを紙に書いて控えていたのですが、アドリブを引き出すような面接なのでメモは見ずに答えました。その場でどう対応するか、落ち着いて答えられるかを試しているのかなと感じました。あとは皆さんが言われるようにどんな人間なのか、本質を見ていると思います。

板 橋 私は大学での勉強のことを話したと思います。1年の時にアウトドア系のサークルに入ってクロスカントリーや富士山登頂、無人島探検などを体験したのですが正直そこまで本気になれず続きませんでした。就活を前にしてこのままだと面接で自信を持って話せることがないなと気づいたんです。そこでマーケティングのゼミに入り、本気で取り組みました。元々金融業界を中心に就職を考えていたのでマーケティング理論や市場調査などは後々生きると思い頑張っていました。そこは伝えられたと思います。

高 橋 私は3年の夏にデンマークへ留学した時の経験を話しました。元々進路は航空会社や旅行会社、青年海外協力隊などの方面を目指していたのですが、コロナの影響で観光系や海外が事業拠点となる企業は新卒募集を停止したり、採用活動を途中で打ち切るところが多く、進路変更しました。家族が宇都宮に住んでいたので都心で働くよりも暮らしやすい栃木県の会社に就職しようと思い当行を志望しました。皆さんが当行を志望した理由はなんですか。

佐々木 大学に入った頃、教員の道に進みたいという気持ちがあって教職を取得していましたが、経済学部だったため周りは一般企業へ進む人が多く、私も金融業界への関心が高まっていきました。教員を目指すか、金融業界へ進むか途中から両天秤になりました。私は埼玉出身で大学は東京。栃木には特に縁はないのですが、たまたま埼玉で開催していた合同説明会に参加した時に当行を知り、採用担当の方の対応が丁寧で印象がよく、自分の中での有力候補になりました。教員採用試験も受けましたが、それ以前に教育実習の際、教員の仕事は想像以上に激務で自分には不向きかもしれないと感じました。一方で銀行業務への魅力は増していったので結果的に当行に決めてよかったです。

落 合 私の当行への志望理由は地域の経済や人の暮らしに貢献したいというのが一番です。特に地元企業の皆さまの経営を融資など金融面で支援することは地域経済の発展にとって非常に意義のあることだと思っていました。私は東京と宇都宮でインターンシップに2回参加しましたが、他社のインターンシップと比べて人事の方の面倒見の良さを感じました。大規模なインターンシップは参加者の人数が多いので仕方がないところもありますが、一方的に説明するだけの内容が多かったです。当行はそれとは違っていて人を大切にする印象を強く受けました。

板 橋 都内はあまりにも人が多くて、この中でずっと通勤するのはきついなというのは思っていました。地元栃木に帰るのがいいのかなと。栃木県で金融といえば、言わずと知れた「あしぎん」です。地元に基盤がしっかりあって栃木県民ならほとんどの人が利用しています。長い間、地域の皆さまの信頼を維持し、絆をつくってきたところが立派な銀行だと思いました。愛着のある地元で「あしぎん」の一員として働き、地域に貢献したいと考えたのが私の志望動機です。

阿 部 私は地元も大学も栃木ですので「あしぎん」はずっと馴染みの存在です。高校が商業科で大学では経営学を学んだため銀行業務には興味がありましたし、知識を活かして融資の仕事をやってみたいと考えていました。その中で地元の知名度、実績を含めて当行は抜群で特別な銀行でした。簡単に言えば好きだから足利銀行へ入りたかったです。当行へ入行するのが目標でしたから早くから準備はしていました。地元の大学ということもあって就職センターには当行の情報が豊富にあり、企業研究は相当やったと思います。落合さんが言われるようにインターンシップでは一人ひとりに声をかけてくれてフレンドリーな印象を受け、入行したいという気持ちが一層強くなりました。

佐々木 皆さんと違って私は栃木とはあまり接点がなく面接でも「どうして足利銀行?」と聞かれました。埼玉から東京の大学へ通っていましたが就職しても毎日満員電車の生活は嫌だなと。栃木は東京からそこまで遠くないのに、いい意味で田舎、適度に都会で生活しやすく自然豊かでのんびりしています。自分にとっては働く、暮らす、時々帰るという点で魅力の県です。内定後に支店のある場所を調べ、どこの町で暮らすことになるのかな?佐野あたり?那須?いや、もしかして栃木県外?とワクワクしながら考えました。本店配属は予想外で、驚きとともに自分には荷が重いなと思ったのですが、家族に伝えると「宇都宮の本店か、良かったね」と喜ばれました。皆さんは本店営業部に決まった時、どう思いましたか。

阿 部 終わった、と思いました(笑)。どうしてこんなに多くの支店があるのに本店なのだろうと。私の中で本店は実績を積んだ方、能力の高い方が集まるエリート集団の認識があり、そんな職場に置かれたらやっていけないという不安と恐怖心を抱きました。初出勤のことも鮮明に覚えています。本店は大きな建物ですが朝礼でひときわ広い場所に大勢の人がぞろぞろと集まっていて...。恐る恐る人溜まりに目をやるとバリバリできそうな先輩方が新人の私たちに注目していました。新入行員の挨拶で登壇した時は緊張で固まり、頭が真っ白になりました。

落 合 あれは緊張しましたね。やっぱり本店は規模が違うんだなと実感しました。私も本店配属が決まった時は自分に務まる自信が全然なくて不安だけが募りました。阿部さんと同じで正直初めはもう少し規模の小さい支店の方がよかったというのが本音です。でも決まったことは受け止めるしかないですし、期待していただいたのであれば、少しでも期待に応えられるように精一杯尽くしていこうという気持ちになりました。きっと勉強になることがたくさんあるとも思いました。

板 橋 確か内定者アンケートのような調査があって、どの地域の営業店勤務を望むか記入する項目があったと思います。私は軽い気持ちで本店希望と書きました。本当に配属された時は驚きでした。でも単にノリだけで書いたわけではなく、本店は規模が大きく仕事の種類や量も他の営業店よりも多いだろうと。多くの方々ともお会いできますし、社会人一年目をそういう環境からスタートできるのはよい経験だと思いました。阿部さんは朝礼の挨拶で頭が真っ白になったといいましたが、あの時のトップバッターは私ですよ。本当にド緊張で何を話したかさえ覚えていません(笑)。ただ後で落ち着いて振り返ると、皆さん温かい雰囲気で迎えてくださり、そこまで緊張することもなかったなと思います。

佐々木 職場が温かい雰囲気なのは後でわかることで、初日の朝礼の時なんて全然そうは思えませんでした。人数の多さに圧倒されたのもありますが、張り詰めた緊迫感がありました。特に得意先グループの皆さまは、“ザ 銀行マン”のようなビシッとした佇まいで、すごいオーラを感じました。私も数ヵ月後に、あそこの一員になることを想像すると緊張しますし、身が引き締まる思いです。

板 橋 オーラ…わかります。得意先グループの先輩方は、いつも活力が溢れているように見えますし、立ち振る舞いも洗練されています。やっぱり色々な経営者の方と商談をして鍛えられていくと、あんな感じに研ぎ澄まされていくのかなと感心します。皆さんが当行へ入行して良かったと思うことは何ですか。

阿 部 当行は栃木県の第一地方銀行ですし、長い間地域の皆さまにとって一番身近な金融機関として信頼を築いて今があると思います。 周りから「あしぎんの行員はしっかりした人」という目で見られている と感じるので、そのことは素直に嬉しいです。それにふさわしい人間にならなければならないという自覚をもって頑張っていこうと思っています。

落 合 上司や先輩がすばらしい方ばかりです。それが当行に入って一番良かったことですね。新入社員をしっかり育てようとしてくれていることをいつも感じます。大学の友人の話だと入社してから放置されることも多いようで全然成長できる気がしないと言っていました。当行は 面倒見がいいし、指導が手厚くて働きやすい と思います。

高 橋 先輩方が私たちにまっすぐ正しく向き合ってくださるのを私も感じます。銀行は信頼がすべての基本で、それが根底にあるからこそ誰に対しても誠実に対応されているのかなと思います。そういった姿勢を間近で見られて非常に嬉しいですし、私もこれから見習っていきたいです。

佐々木 皆さんと同じで周りが尊敬できるすばらしい方ばかりなのはもちろんですが、テラー業務をしていた時に感じたのは、ご来店いただく地域のお客さまもすてきな方が多い印象です。未熟で不慣れなことばかりの自分に対して温かい言葉をかけてくださるお客さまもいらっしゃいました。若い人の成長を長い目で見てくださっていることに感動しました。

落 合 確かにご来店されるお客さまとの触れ合いは仕事の楽しさのひとつですね。私はデスク周りで働いている間中、緊張が続いてしまい、もっとリラックスした方がいいと先輩方にやさしく声をかけていただくことも多いのですが、お客さまとお話しをしている時は緊張が少しほぐれます。日々すばらしい先輩に見守られ、すてきなお客さまと接することができる当行の職場は、恵まれていると思います。

板 橋 早く仕事ができるようになって地域の皆さまに貢献したい ですね。私は今融資グループにいますが、お客さまへ価値のあるご融資をして事業を支えられる仕事ができれば、それが当行の行員になって一番良かったことになると思います。そのために日々精進して仕事を早く覚えなければなりません。皆さんはここまでの仕事の習得状況や職場の雰囲気をどんな風に感じていますか。

落 合 最初は任された一つひとつの仕事の意味すらわからず、業務の流れがまったく理解できませんでした。緊張しっぱなしで、 冷静になって考える余裕すらない という感じです。やさしく教えてくださる先輩方に手取り足取り助けられながら、どうにかここまで来ましたがそれでもまだ多少慣れた程度です。

佐々木 私も初めのうちは仕事の何がわからないのかがわからない状態で、気がついたら1日が終わってしまうという日もありました。そんな時に最初に配属された営業グループの方々がやさしく接してくださって救われた気分でした。丁寧に教えてくださり、私が緊張しないように仕事以外のことも話しかけていただいて徐々に打ち解けられました。銀行は堅い職場で上下関係も厳しいと思っていましたが案外アットホームです。一方でやさしいだけではなく時には厳しく指導してくださりメリハリが効いていると思います。

阿 部 私も同じ状態でした。融資グループに配属されましたが、基礎知識がないので業務全体の流れが全然わからなくて先輩に指示されたことを表面的にやっているだけでした。特に最初のうち戸惑ったのが取り扱う書類の多さです。私が目にしているのは融資関係のほんの一部の書類だと思いますが、それでも何が何だかさっぱりわからない。何とか一歩前進しようと考え、書類の種類から覚えるように意識しました。その日扱った書類の用途と業務を細かくメモを取って後で復習するためのマニュアルを作りました。全部は無理でも毎日6割くらいは覚えることを目標に取り組みました。

板 橋 メモをしっかり取ることは大事ですね。理解の定着にもなるし、時間を置いてから先輩のアドバイスを見ると、そういうことだったのか!と確認できます。自分がやっている仕事がよくわからなくても後でメモを見返すことで今日担当した業務はあの業務の流れの一部だったんだなとつながることもありますね。そういう時は少し前進できたと安心します。

落 合 私も実務の中での業務メモ、全体を把握するマニュアルの作成を毎日怠らないように続けてきました。その効果なのか最近ようやく手元の仕事がグループ全体の流れの中で少しずつ結びついたと感じることがあります。点が線になってきた感覚です。これを地道に積み重ねていって銀行業務全体の理解になるといいなと考えています。自分の担当業務が銀行の中のどの部分を担っているのか明確に理解して説明できるようになりたいです。今後の目標と達成に向けてどう取り組んでいくか、皆さんの考えも聞かせてください。

高 橋 今は現場経験をしっかりと積んで業務理解を深めることが大切だと思っています。研修で銀行業務の基本を説明してくださいますが、 やはり実務で学ぶ ことが大きいです。 仕事は全部つながっている と感じます。店舗にはお客さまがいらして、実際の手続きがあって、そのための書類があります。人と物のやり取りの中で業務が動き、さらに他の業務とも連動しています。頭の中で覚えた知識を業務で確認しながら定着させていきたいです。 お手本になる先輩方がたくさんいらっしゃる ので、わからないことは自分なりに整理して、怖がらずどんどん聞いていきます。

佐々木 そうですね。積極的に行かないとダメですね。次長に 自分から学ぶ姿勢をつくることが大事 だと訓示をいただきました。少しでも自分にできそうなことを探して、小さくてもできることを増やしていった結果が少し大きな仕事につながるように努力していきます。それから私は仕事の段取りがよくなくて、優先業務を誤って期限がギリギリになったり、終わり切らないことがあります。改善できるように仕事の進め方や判断力を向上させたいです。

板 橋 これからの私のテーマは「自分の力」 です。今までは上司や先輩方の指示通りに動いてきましたが、それだけではダメだと思っています。得意先に出て行くには自分の力でないとお客さまを納得させることができませんし、信用も得られないはずです。自分で考えて行動する力をつけたいです。業務の課題としては仕事が雑だと感じていて、例えばハンコの一部が切れてしまうなどつまらないミスも多いので、一つひとつの仕事をもっと丁寧に対応していきます。

阿 部 今はメモを見ながらであれば何とか対応できるようになってきましたが、自分一人の力ではまだまだ無理です。営業グループなのでお客さまと接することはありますが、ご質問に対して適切に答えられないですし、お求めになっているものを的確に提供できません。先輩方を見ていると咄嗟の判断と臨機応変な対応が自然にできています。得意先に行くとするとそれが当たり前になると思うので業務知識をしっかりと固めて自分で対応できる力を鍛えていきたいです。

落 合 私も板橋さんや阿部さんと同じですね。お客さまの質問にしっかり答えられることはもちろん、お客さまが何を求めているのかを探りながらお話しするには、細かい知識まできちんと理解できていないと難しいと思います。あと少しで後輩を迎える立場にもなりますし、自覚を持ってレベルアップしていきます。皆さん、頑張っていきましょう。

FAQ
「あしぎん」という仕事