資金証券部(2014年入行)
地元に愛着があり、スノーボードが趣味だったため県内や近県にゲレンデも多い栃木県の企業に絞って就職活動を行った。足利銀行は子どもの頃から親しみのある会社で、そこで働く自分の姿を想像できたことが入行を決めた一番の理由だった。
資金証券部は、お客さまからお預かりした預金のうち、融資していない資金を債券や株式などで運用する部署です。私は運用グループに所属して6年目になり、主に4つの業務を担当しています。①月ごとに、どの資産をどの水準で買うのか、といった運用方針を策定するための情報収集や資料作成。②市場動向をモニタリングして、運用方針で定めた水準に到達した有価証券の買入や売却。③保有資産を管理し、変化があった場合の報告書作成。④購入実績はないものの今後のパフォーマンスが期待できる商品に関する稟議作成や買入。銀行のポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)は、そのほとんどが債券で構成されているので、金利が上がると悪影響を受けます。株式相場が上昇してくれればいいのですが、2023年は金利上昇と株安により評価損が出ました。株式や債券はコロナ禍の最中に値動きが激しかったように、さまざまなリスクにより資産価値が変動します。市場の値動きをどれだけ注意深く見ていても突発的な変化の予測はやはり難しいものです。アメリカの消費や設備投資の動向を注視しながら、リスクがもたらす影響の分析なども行っています。
私は2014年に入行して栃木県内の営業店に配属され、その後リテールセンターに移って個人のお客さまの資産形成を担当していました。次第に証券市場への興味が高まってきたことから、専門知識を学ぶためにポストチャレンジ制度※を利用し、野村證券への出向を希望しました。半年間の出向を終えた2017年10月に資金証券部へ異動しましたが、当初は先輩方と知識の差がありすぎて、何を質問したらいいのかもわからないくらいでした。とにかく市場について学んで追いつかなくてはと、毎日1時間、欠かさず相場の振り返りをしました。それから2年がかりで証券アナリストの資格を取得し、知識量が増えていくと少しずつ自信が付いてきたと思います。議論の席上で次第に自分の意見を言えるようになったのも経験を積み重ねた賜物だと自負しています。証券市場の最大の面白さは極めてフェアなトレードであることです。市場では個人も機関投資家も同じように株式や債券を売買できます。マーケットを見る力が勝負という点が難しさであり魅力もあると思います。この部署で経験を積み、有価証券運用や相場予測のスキルを磨いて運用のスペシャリストとして道を極めたいと考えています。いつの日か、どんな相場環境の変化にも対応できる有価証券ポートフォリオを構築して、運用するのが夢です。
※従業員が自ら手を挙げ、特定のポジションに応募できる制度。
Q. 主な一日のスケジュールは?
08:00 出勤 市場動向チェック
08:30 部内ミーティング(見通し、方針発表)
09:00 有価証券の売買や資料作成
11:30 昼食
12:30 有価証券の売買や資料作成
15:00 会議や勉強会に参加
16:30 退勤
※フレックスタイム制勤務利用
Q. 休日の過ごし方やリフレッシュ方法は?
平日の退勤後はまっすぐ家に帰り、1歳の子どもと遊んでいます。休日は家族でショッピングセンターや公園へ。子どもがまだ小さいのでスノーボードには連れていけません。最近熱中しているゴルフの打ちっぱなしやラウンドに行っています。
Q. あしぎんは、どんな会社?
相場の動きによって忙しさが変わる部署ですが、就労時間のメリハリがきちんとあって、男性でも育休がしっかりとれるワークライフバランスの良い会社です。東京へのアクセスも便利で、子育ての環境が整っている栃木県で働けることも、当行の魅力の一つだと思います。