あしぎん総合研究所(2018年入行)
「人の役に立つこと」そして「自分自身の成長を実感できること」を軸に就職活動を進める中で、生まれ育った栃木県の経済の成長に貢献したいという想いが芽生えた。地域社会に深く関わる仕事に就くなら、足利銀行は理想的な就職先だと確信して入行を決意。
あしぎん総合研究所は足利銀行のシンクタンクです。栃木県内で唯一の地銀系シンクタンクとして、地域経済および産業に関する調査研究や情報発信を行っています。私が担当している業務は、毎月配信する「あしぎん経済概況」の作成や企業へのアンケート調査およびヒアリング、調査レポートの作成などです。公共セクターへのコンサルティング業務にも携わり、事業者や金融機関とは異なる第三者の客観的な視点から地元の中小企業の課題を分析しています。足利銀行に入行して数年間は栃木県内の営業店で法人渉外を担当し、幅広い業種にわたる中小企業のお客さまをサポートしました。3年目には他行との競争が激しい埼玉県の営業店に異動し、大手のお客さまへの営業を行う中で、自分自身の成長を実感することができました。一方で一層のスキルアップを目指したい意欲が強まり、公益社団法人日本経済研究センターという民間研究機関への出向に応募しました。当時の上司が背中を押してくれたことも大きかったです。シンクタンクという新しい業務フィールドは、刺激と驚きに満ちていました。2023年4月に1年間の出向を終え、あしぎん総合研究所に異動しました。
栃木県の経済状況を分析するための情報はオープンデータが中心ですが、四半期に一度のペースで県内の主要な企業を訪問してヒアリングを行っています。経営者の方々から生の声を直接お聴きできるのは、当行が長年にわたって築いてきた信頼と実績があるからにほかなりません。こうして独自に集めた情報や調査結果を用いて、「あしぎん経済概況」を作成しています。また、自治体など公共セクターへのコンサルティング業務は、栃木県の経済において成長の芽となる重要な案件もあります。異動直後から、あしぎん総合研究所の柱ともいうべき仕事を任せてもらえていることにやりがいを感じています。金融機関の「総研」といえば、さまざまな分野の豊富なキャリアを経たベテラン銀行員が担うイメージがあるかもしれませんが、あしぎん総合研究所は、私のような若手行員を積極登用し、チャレンジさせてもらっています。毎月一度とちぎテレビに出演し、県内の経済に関わる話題をお伝えしていますが、情報の選び方や伝え方など毎回工夫をしています。この業務を担当してから栃木県の経済専門家として周囲から見られる機会が増えたような気がします。気恥ずかしくもありますが、それだけの見識を蓄えなければならないとも思っています。将来のビジョンはまだ明確になっていませんが、「人の役に立つこと」と「自分自身の成長を実感できること」を目指すことは変わりません。次のキャリアが再び法人渉外でも、本部でも、どこかへ出向でも、その本質を見失うことなく自分の可能性に挑戦したいと思っています。
Q. 主な一日のスケジュールは?
08:30 出勤
10:00 企業を訪問してヒアリング
12:00 昼食
13:00 帰社して上長に報告
14:00 レポートやリリースの作成
17:00 退勤
Q. 休日の過ごし方やリフレッシュ方法は?
休日は家でゲームをしたり、動画を観たりして過ごしています。基本はインドア派ですが、最近は散歩することがリフレッシュになっています。ゲームやスマホで疲れた目を休ませるほか、頭の中の整理が進んで新しいアイデアが浮かぶこともあるため、一石二鳥です。
Q. あしぎんは、どんな会社?
銀行は仕事も職場の雰囲気も堅いというイメージがありましたが、良い意味で覆されました。想像以上に自由闊達な風土です。年齢や性別を問わず、さまざまな個性を持った人が活躍しています。若い人の意見も尊重され、理に適っているならば実際に反映されることもあります。