様々な方法により、金銭をだまし取る特殊詐欺が発生しています。
- 警察官や実在する協会職員等を装い、「あなたは犯罪の加害者となっている。被害者へ損失金を支払わないと逮捕される」と脅し、金銭をだまし取る架空請求詐欺
- 市役所の職員や銀行員を装って、電話等でお客さまのカード暗証番号などを聞き出す還付金詐欺
- 著名人になりすましたニセ広告から投資のグループラインなどに誘い「投資金」や「手数料」などの名目で金銭等を振り込ませるSNS型投資詐欺
- SNSやその他の非対面での連絡手段を用いて被害者と複数回やり取りすることで恋愛感情や親近感を抱かせ、金銭等をだまし取る ロマンス詐欺 等
事例① SNS型投資詐欺
著名人になりすましたニセ広告や、SNSで知り合った異性から、
「今、投資するなら暗号資産がおすすめです」
などと持ちかけられ、勧められるがままLINEのグループチャットに参加させられたり、専用アプリをダウンロードするように指示された。
アプリ内で利益が出たので、出金しようとしたところ
「保証金が必要です」
「この手続きには税金として●%の額がかかります」
などと言われ、指定された口座に複数回にわたって振り込んでしまい、大金をだまし取られた。
SNS型投資詐欺では投資を開始した当初に利益確定をさせて信じ込ませる手口が一般的で、出金するために「保証金」や「税金」の支払いが必要などと言ってお金の振り込みを要求してきます。
<参考:警察庁HP>
警察庁SOS47 特殊詐欺対策ページ
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/investment/
事例② ロマンス詐欺
男性のSNSに女性から友達申請がきた。その女性とSNSで連絡を取り合っているうちに、恋愛感情を抱くようになり、その女性から「2人の将来のために・・・」と投資を勧められた。
この話を信用した男性が女性に勧められるまま投資用の専用アプリをインストールし、女性が指定する口座に振り込みを行い、大金をだまし取られた。
SNS型ロマンス詐欺では、2人の将来のための資産形成などと言って、投資や副業を勧めてくる場合があります。また、投資を勧める手口では、投資の専用アプリで運用収益が上がっているように見せかけてくることもあります。
<参考:警察庁HP>
警察庁SOS47 特殊詐欺対策ページ
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/romance/
被害に遭わないために
- アプリストア以外から安易にアプリを導入しない。
- SMSで送信されるパスワードを他人に教えない。
- 投資先・送金先は、知っている先・問題のない(実在する)先かを確認する。