少しずつ、着々と。それが「時間的分散投資」
一度にすべての資金を投資せず、投資時期を分散させることで、価格変動によるリスクを低減する方法が「時間的分散投資」です。時間的分散投資の代表的な手法に、「ドルコスト平均法」があります。
ドルコスト平均法とは…
購入外貨額ではなく投資金額を固定し、その範囲内で購入外貨額を決定する方法です。投資金額の上限が決められていることに加え、市場の動向を投資結果に有利に活用できる利点を持っています。
毎月一定の日に一定の円貨で外貨を購入する「ドルコスト平均法」を採用した場合
1ヵ月目 | 2ヵ月目 | 3ヵ月目 | 4ヵ月目 | 5ヵ月目 | ||
為替相場 | 100円 | 90円 | 110円 | 80円 | 120円 | 平均単価 97.97円 |
購入外貨額 | $100.00 | $111.12 | $90.91 | $125.01 | $83.34 | 合計 $510.38 |
投資額 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 合計 50,000円 |
「毎月1万円」を投資金額に設定している例です。価格が安くなったら多く買い、価格が値上がりしたら買う量を減らすことで、トータルの投資金額が闇雲に膨らまないようにしています。
毎月一定の日に一定の外貨を購入した場合
1ヵ月目 | 2ヵ月目 | 3ヵ月目 | 4ヵ月目 | 5ヵ月目 | ||
為替相場 | 100円 | 90円 | 110円 | 80円 | 120円 | 平均単価 100.00円 |
購入外貨額 | $100.00 | $100.00 | $100.00 | $100.00 | $100.00 | 合計 $500.00 |
投資額 | 10,000円 | 9,000円 | 11,000円 | 8,000円 | 12,000円 | 合計 50,000円 |
「毎月100米ドル」を購入外貨額に設定している例です。合計外貨額は着実に増えていきますが、値動きによって支払金額が月ごとに変動します。ドルコスト平均法では価格によって購入外貨額を増減させることで、長期的に平均購入単価を低く抑える効果が期待できます。
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